日本衰退国史 平成編 余談 日本人は9.11の意味すら分かってなかった

9.11テロを日本人はどういう認識で居たのであろうか。はっきり言って「巨大なオウム真理教がテロを起こした」という認識だったのである。「民主主義と資本主義は絶対だ、あいつらは頭がおかしいのだ」と。


それから約20年後アメリカ人はトランプを支持し議事堂を襲撃するほど劣化してしまったのである。そして逆に中国型共産主義こそが21世紀に適応した社会であることをまざまざと見せつけたのである。つまりソビエト連邦と言う存在は時代が早すぎたのである。もっとも私は「中国型共産主義」というのはディストピアだと思っているが。IT+共産主義という足し算で共産主義は威力を発揮するのである。ソビエト連邦が失敗したのは単にITが無かったからである。違いますか?我々西側諸国は社会主義や共産主義を侮っていたのである。そして宗教主義も。


そして宗教が生活の中核を占めるアラブ人にとってメッカのあるサウジアラビアに湾岸戦争後(1991)もキリスト教の国の軍隊と基地がおかれるということは『十字軍』を意味しておりそれはイスラームにとって屈辱の瞬間だったのである。そんなことすら欧米人は理解してなかった。もっとも宗教じゃなくて経済で欧米を抜くぞと意気込むカタールやトルコやアラブ首長国連邦の方が正しく現に欧米諸国よりもはるかにカタール・UAEは豊かになるのだが。


つまり21世紀と言うのは欧米主導の時代の終わりでもあり欧米の劣化コピーである日本国はもっとオワコンだったのである。


欧米諸国が日本のように10年間年平均0%台成長に陥るのは2008年のリーマンショック以後からであり欧米諸国は遅れて「日本化」がやって来ていることが分かる。そういう意味では日本は超・先進国である。政治家のクズ化もトランプ、ボリス・ジョンソンを見ればわかる。欧米版「ネトウヨ」が出てきているのだ。

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