日本衰退国史 平成編

日本衰退国史 平成編 第十三章 平成13年

もう日本は行き詰った日本に対して自殺願望を持ち始めていた。だから小泉純一郎を選んだのである。違いますか？「自民党を、ぶっ壊す！！」ってあなた方の破壊願望は自民党だけですか？違うでしょ？「日本を、ぶっ壊す」だったのではないですか。完全に負け組でもう再起不能となった庶民がリセット願望を持ったのである。変人を首相に持ってきたのはそういう事だ。しかし、現実は中途半端な破壊であり、この破壊が日本をさらに衰退させてきた。

このころから国会は衆愚政治となりお笑い劇場となり、国会劇場となった。ビートたけしのＴＶタックルと何が違うのか説明してほしい。同レベルではないか。

世の中は千代田生命に協栄生命が破綻し、マイカルも破綻し、事実上ダイエーが破綻していた。もう小売業すら破綻していたのである。

シャープは「20世紀に置いていく物、21世紀に残す物」というコピーで液晶テレビを大々的に売った。ほれみろ、日本の電気産業は復活したじゃないかと当時の人は大喜びし「世界の亀山モデル」などと言って買い漁ったのである。作っている人が日雇い派遣だらけの工場見て、よくそんなことが言えたものである。そしてそんな非熟練日雇い労働者でも作れるテレビということは簡単に発展途上国でも作れるという意味でありあっという間に韓国製・中国製に駆逐されて行ったのである。労働者を非人道的な扱いにするとどういう未来が待っているのか。それはもうシャープの顛末を知ってる我々はご存じですよね？

それでは次に日本の音楽を見て見ます。

2001年オリコンヒットチャート

1位 宇多田ヒカル：「Can You Keep A Secret?」

2位 浜崎あゆみ：「M」

3位 CHEMISTRY：「PIECES OF A DREAM」

4位 桑田佳祐：「波乗りジョニー」

5位 モーニング娘。：「恋愛レボリューション21」

6位 桑田佳祐：「白い恋人達」

7位 浜崎あゆみ：「evolution」

8位 KinKi Kids：「ボクの背中には羽根がある」

9位 三木道三：「Lifetime Respect」

10位 ポルノグラフィティ：「アゲハ蝶」

かなりパワーがダウンしている。