以上が衰退途上国としての期間1991～1996年の日本の歴史です。日本が早く間違いに気が付き軌道修正していれば、こんなことになっていなかったのです。

1997年からデフレは本格的になり社会の劣化は一層ひどくなりそして2011年3月11日と言うかの日を迎えます。「今だけ・金だけ・自分だけ」の思想がどういう悲劇をもたらしたのか。それはもうみなさんご存じでしょう。そして分かっていながら辞められない。挙句にツケを若者に押し付けて自分だけ老後の世界に去っていくというクズを私はたくさん見てきました。そしてそのくずはもう1994年頃に明確に登場していたのです。責任のたらい回しも見えます。

そのくせ、日本は経済大国だとか驕りも見えるしそのうち何とかなるという無根拠な楽観論も見えます。時代はＩＴ社会となり根本から変わったのに。そしてＩＴに適応できないまま2020年を迎えコロナ禍でＩＴ後進国であることこがばれて、かつ国民所得はイタリア、韓国、スペインにも抜かれるという先進国とは言えない状況になったのでした。日本は2019年に先進国から脱落しアルゼンチン、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、ナウルと同じ国々のグループ「衰退国」の仲間入りをしたのです。そしてそれは自業自得です。なにせ橋本失政が最大のファクターですから。

私は当時責任世代にあった50代を特に糾弾したい。「日本を地獄に陥れたのはお前だ！」って。そして申し訳ないけど歴史的糾弾と言う形で責任は取っていただく。そうでしょう？逃げ得とか許しませんよ。地獄のような日本国にして無責任にあの世に旅立ってるんじゃねえよ。歴史家は見てるよ、お前らの『業』というものを。団塊世代も相当アレだがそれ以前に2003年頃に引退した戦中世代の方が罪が大きい。