第70.5話
「前から2人に聞きたかったことがあるんだけどっ!」
「なんじゃ小宮。改まって」
「どうしたの?
「カノちゃんとみーちゃんっていくつなの!?」
「あぁ。それは俺が前に聞いたぜ。実はなぁ〜」
「ソトッちは黙ってて!!」
「え? あ、はい……」
「ごめんねソトッち。これはね。私の仮説を立証する大事な質問なの!」
「ん〜? そんなに大事なことかのぉ〜」
「決まり切ったことよね」
「さぁ答えて2人とも!」
「心は14歳じゃもん♡」
「354歳よ」
「「え"」」
「なんで2人とも顔を見合わせてるんだよ?」
「じゃ、じゃってウチらは封印されていた340年を除けば14歳……」
「わ、私は生まれてから354年……」
「やっぱりねぇ。私の考えは正しかった♪」
「なんだよ小宮? どういうことだよ」
「カノちゃんとみーちゃんの私達に対する目線がなーんか違うなぁって思って〜。ほらみーちゃんの方が上から来る感じじゃん?」
「う、上から……?」
「ま、待てみーちゃん! 小宮はきっと悪口のつもりはないはずだ!」
「そ、そうね。気にしないでおくわ」
「めっちゃ気にしておるのぉ」
「ほら、カノちゃんは私達とほぼ同じ目線というか」
「ほぉ〜ウチは腰が低いんじゃな」
「精神年齢が同じというか」
「え?」
「カ、カノガミ! 小宮はきっと悪口のつもりは……」
「わ、分かっておるぞ、こんなことで傷付くカミで、は、ない、わ」
「声震えてるじゃない……」
「そう! つまり2人の差は封印されていた340年の扱い! これをカウントに入れるかで偉そうかお子様なのか決まるんだよ♪」
「偉そう……?」
「お子様……?」
「わああああぁぁぁ! 小宮! それ以上はやめろぉぉ!?」
◇◇◇
平生編 完だよ。
次の章「塵外編」は……。
長編。
……。
ダメ。どこを探しても全然いない。
この世界にはいないのかな……。
あ。
あなた。窓からこっちを見てる観測者さん。
初めまして。もしくは43話ぶりだね。
名乗ってもいいかな。
私は、
親しみを込めて「ジノちゃん」と呼んで。
129話から登場するの。
寂しそうなカミサマを探してるんだけど、知らない?
どこかの章にいるハズなんだけど……。
もし見つけたら教えて。
またね。
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