推しの7

 「『黒葉くろはちゃんと食事に行って元気でたよ』だって!

 ああ、くろティー、しろハーのこと、気にかけてくれてたのね!

 ありがとう、くろティー。

 ありがとう、神さま。

 しろハーに心強い友だちを与えてくれて!

 『ろくに演技の勉強もしないでドラマに挑戦したあたしが甘かったんだよね。そのせいでファンのみんなをガッカリさせちゃったし、黒葉ちゃんにも迷惑かけちゃった。でも、次こそちゃんとした演技をするつもり。そのために黄葉おうはちゃんに頼んで稽古を付けてもらうことにしたの。次こそはきっと期待に応えてみせるから応援してね』だって!

 ああ、しろハー、

 しろハー、

 しろハー!

 何てかわいいの、しろハー!

 だいじょうぶ。あたしたちはガッカリなんてしてないよ。演技に込められたしろハーの想い、ちゃんと届いたもの。これからも応援してる。

 がんばってね、しろハー!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る