推しの6
「……しろハー初出演ドラマ放送。視聴率……惨敗。もうダメ。死にたい。仕事どころじゃない。一日中、家に籠もって布団のなかで涙に暮れていたい。
だって……だって、しろハーがすごい落ち込んでるんだもん!
『……あたしがへたくそで、他の出演者の人たちの足を引っ張っちゃったから……ネットの評価でも『大根』て言われてるし、やっぱり、あたしなんてアイドル失格なんだ……』
ああ、ちがうよ、しろハー!
そんなことない!
しろハーほどアイドルにふさわしい子は他にいないよ。だって、いつだって一生懸命なんだもん。あたしたちに勇気と元気を分けてくれてるんだもん。今回は運が悪かったんだよ。たまたま裏番組に人気作があったから。
ああ、しろハー、元気出して。
あたしはいつだってしろハーの味方だよ。
神さま、しろハーを幸せにしてあげてえっ!」
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