第41話

「へーそっか!今日はなにしてたの?病院?」


「はい。私が妊娠して」


「はーーー!?なにしてんよ!あんた、ちゃんとしないからでしょ?バカじゃないの!最低にも程がある!」


「は?うるさい」


「雪見のせいでこの子は!あんた最低!」


「ねーどうやったらできたの?」


「雷くん話しちゃだめ!」


「あ、子供できてたんだ」


「はぁー!?なにその反応最悪!かわいい子をひどい目に合わせて…なんなのあんたは!可哀想でしょ?借金あるくせに!最悪すぎる」


「それはなんとかするから」


「いい加減にして!」


「子供できないんだよー、俺のせいかな?」


「やめて雷くん。雪見はなんにも考えてないから。乙女心もわからないし、自分のことばっかりだから話しちゃだめ!」


「わかるわけないじゃん」


「いー!」


「雪乃ちゃん、もう家帰ろうよ。俺眠たい」


「うん、そうだね。じゃ、雪見は二度と近づかないでよね」


「は?確認したいことあるんだけど」


「なによもう!」


「雪乃ちゃん帰ろー。ねぇ一緒にうち帰ろうよ。うちで話していいからさー」


「え、でも…雷くん…」


「みんなついておいでー!」


そのままボロっちいアパートに連れてかれた。俺があてがわれたとこよりはましか。


「はい、飲み物どうぞ。雪見にはないからね」


「いいよいらない」

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