第39話

コンビニ着いたが、すぐにイートインコーナーへ行く。買わないのか?


雪乃ゆきのちゃーん!財布落としてたの探してくれたー!この子ー」


「え?誰その人」


「あー!!雪乃ゆきの!」


なんか雰囲気違うけど、そうだ!机に胸置いて座ってるし。


「え…なにこの人?誰なの?」


なんだその反応は。汚いやつみたいじゃないか。


「はぁ?お前雪乃だろ?俺、雪見だよ」


ぱーんと平手で叩かれた。いってー!


「二度と顔を見せないでって、弁護士に言ったはず」


「そんなの聞いてないし。それに俺が万引きしたのは、騙されたからで。俺が自分でやろうとしたんじゃない!」


「あれー?知り合い?」


「借金したくせに!いい加減にしなさい!近寄らないでよ」


「だから、俺じゃなくて!友達の借金の保証人にされただけだよ」


「私を働かせたくせに!」


「なんで?なんで風俗なんか?俺のせい?」


「当たり前のこと言わないで!あんたの借金のせいで」


「違う!俺は今返済してるよ。それ違うよ」


「な、なに?どういうこと?」

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