第21話

「…はい」


「まじで雪見なんなん?若い奴がいいってかー?うざ!あんた胸でかいからキャバ嬢なる?雪見いるし」


「いや、それは…」


「冗談だし!てかさーブラしてんのそれ?スポブラか?」


「…陸上してたので」


「萎えるわ!雪見萎えるからそれ!めちゃくちゃやばいの買うぞ!あんた私服もないんだって?買ってやる」


きゃー!お姉さまに引っ張られてあちこちを連れ回された。そして公園へ帰る。


「おい雪見!」


公園で座って休んでた。


「え…顔違いません?」


「うるせぇよ。この子と買い物行った。お前の女なんだろ?」


「はぁ…」


「お前もっと喜ばせてやれや」


「え?…なんなんですか」


荷物を雪見さんに放り投げて帰ってしまった。


「なに買ったの?」


あー、今はだめ!


「あ、そう?持って帰ろうか」


あ、はい。


ゆきみさんは立ち上がったけど、私をじっと見た。ひー、胸のあいた服着せられてしまってる。似合わないし、見られるの恥ずかしい。スカートも短いし。


「今日また触ってもいい?仕事終わってからだから遅くなるかも」


「え!?」


それは…?あの…


「嫌?」


したい!して欲しいです!す、すごい!お姉さん…ゆきみさんが見てくれた!


「お姉さんってなに?」


「なんでもない!」

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