第15話
「お前それ好きに決まってる。なに言ってんの」
胸に興味あったら好きなのか?
「好きとかよくわからなくて。なんか、なりゆきというか?」
「ったく、中途半端にすんなよな?」
「はい」
「雪見、仕事してねーじゃん!」
隼人は怒りながら現れた。
「だって話してたし」
「雪見、いろいろやってみ?動画送っとくからな」
意外と兄貴は優しいのだった。そのまま帰ったけど。
「なんの話?」
「AV」
「はまりすぎ」
フロアに出て仕事してたら、みるくのドレス姿を思い出す。体、柔らかかったな…
「こら、雪見。胸見過ぎ!」
「胸ってさ、硬いよな?」
「…あぁん?それ言うなよ。あれはパットだ」
「なにそれ」
「盛ってる」
「へー?」
いや、姉は盛らないぞ?やっぱりみるくのは柔らかいんだ。レアだ。
「あれぇ雪見。好きな女でもできた?」
キャバクラで住職がお気に入りの人。よくちょっかいだしてくる。
「いえ?」
「女の匂いするよ」
「そうですか?」
この人は嗅覚優れてるのか?
「雪見のくせに、いやらしい目してんじゃん?」
「え、俺が…?」
「まじなの?」
「どっちなんですか?わかるんですか?」
「は?めんどくさ」
中断された。
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