第6話

ドアを開けると彼女の格好は、水着みたいな感じの黒い服を着て(へそ出してる)ドレスを下だけ入れてる感じになっていた。


「あ、あの」


[恥ずかしいー!見られた!]


「これ、って下着脱ぐんですか?」


[あ、パット入ってる!気がつかなかったー]


「よくわかんないけど」


[あ、でも背中のチャックできるかな…]


「部屋の外いるから。困ったら声かけて」


「はい」


[なんでもお見通し。そっか、この服レンタルしてるから慣れてるのか!

あーやっぱりチャックがうまくできないよ。

恥ずかしいけど…頼むしかない、よね…]


困ってるし、ノックしよう。


「着替えた?」


「あ!まだ…チャックが…」


「いいよ、手伝う」


勝手に部屋に入る。筋肉質な背中を向けていた。


「これ上げればいい?」


「はい…」


「あれ、上がんない。サイズ変えようか」


「あ、はい」


適当にさっきよりでかそうなやつを選ぶ。


「これでいい?はい。着てみて」


「あ、ありがとうございます」


目の前で着替えるようだ。まぁいいか。姉よりはないけど、胸ってみんなこんな感じなのか?ちょっと柔らかそう。姉のなんてぶつかると凶器になる。それでいて、当てたくせに痴漢だの騒ぐ。


「チャックあげるよ。きつくない?胸」


「はい」


[着替え手伝ってもらっちゃった。恥ずかしいなぁ。それにしても、これ谷間が見えて…恥ずかしい…]


「恥ずかしくないよ?この店そんな格好の人しかいないし」


「え、話してないのに…」


「聞こえるよ。俺の目を見てみて」


[え、なに、かっこいい…]


[俺の考えてることわかる?]


[え!?聞こえるけど…口が動いてない?]


[君は、他人に言葉を伝えられるようだね。それで、うまく繋がれば俺と意思疎通できる、たぶん]


[え!そんなことある?]


[あるよ。聞こえてるし?]

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