第4話 起きた先
「…うっ、…ここは?」
俺は肩や背中が痛くなるのを感じながら目を覚ましたが、目にゴミでも入ったのか、目が痛くて開けられない。
それにしてもここはどこだろうか?斎藤が暴れた事と、第六感?って奴が聞こえた事はまだ覚えてる。
手を動かして、目を擦ってみると、以外と早く目が見えるようになり、周りを見渡した。
「どこなんだここは?」
ここはまるででかい隕石でも落ちたんじゃないかと思うほどに丸くへこんでいて、土と石しかない。とても会社に居たとは思えない程に、目の前の世界が絶望的状況だ。
俺は体の痛みを堪えながら立ち上がった。とりあえずはここ以外にも同じような状況なのかを確認した方がいいだろう。
「そこにいる人大丈夫?」
俺より上の方から女性の声が聞こえてきた。
「一応大丈夫ですけど、どうなってるんですか?」
「とりあえずこっちに来れる?状況はその後で」
「頑張ってみます」
蟻地獄に入ったかのような嫌な感覚になりながらも、上を目指した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます