礼一郎さんの心の揺れに、ぐっと胸が詰まりました。
>「大丈夫ですよね? ちゃんと生まれるのよね、大丈夫よね?!」
涼子さんのことを本心から心配しているのが分かるセリフで、何か泣きそうになりました。
2分差で生まれてから大きく開いてしまった兄弟の距離でしたが、この新たな命の誕生の場に居合わせることになりそうですね。
作者からの返信
陽澄さん、コメントありがとうございます。
礼一郎の心の奥の思いを感じ取ってくださって嬉しいです。
あたふたと取り乱すのは本気で心配しているからこそですね。人の本音が見える瞬間というか。
思いがけずこの場に居合わせることになった二人ですが、どのような話になるか。どうぞ結末を見守ってやってくださいませ。
編集済
柊圭介さん、こんばんは😊
涼子さん、意を決して礼一郎さんに会いに行ったんですね。
たった二分の距離がこんなに遠くなってしまうなんてと言う礼一郎さんの言葉が刺さります。
ここでも意外な展開に……。
緊急帝王切開と言う緊迫した状態ではありますが、兄と弟が必然的に顔を合わすことになりましたね。
一体どんな結末に!
新しい命が誕生するこの時が、兄弟の和解に繋がることを祈ります。
作者からの返信
この美のこさん、コメントありがとうございます。
涼子は大事な役目を背負ってくれています。
礼一郎も彼女を前に思わず本音が出たのでしょうね。
緊急帝王切開、言葉だけで緊張してしまいますが、このために否が応でも兄弟が顔を合わせることになりましたね。どんな結末になるか、どうぞ見守ってやってくださいませ。
涼子さん、とっても良い方ですよね。自分のことより夫の心配。
すいかのようなお腹なら、妊娠後期、かなり歩くのも辛いのに、そこまで会いにくるなんて。
作者からの返信
雨さん、コメントありがとうございます。
涼子は本当にいい妻ですよね。こんな体でわざわざ心配して話しに来るとは。こんな人と結婚できた真二郎は幸せだと思います。
礼一郎はカウンターに腰かけ、ぼんやりと煙を吐き出した。灰皿にはこんもりと吸殻が積もっている。
控えめな鈴の音がして扉がそっと開いた。目を上げると、すいかのような腹をコートに包んだ女が顔を覗かせた。
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ここ、すばらしいです。
字数は少ないのに、これだけで、画面が見えます。
「控えめな音」という表現に、この女性の性格や態度が見えています。拍手。
作者からの返信
文字制限の中で、状況と心理を同時に端的に書くのが課題でした。励みになるお言葉、ありがとうございます。
涼子は作者としても気に入っている女性ですので、柔らかく、かつ芯の通った感じが書けていればいいなと思います。