応援コメント

第4話 たった二分の距離」への応援コメント

  •  礼一郎はカウンターに腰かけ、ぼんやりと煙を吐き出した。灰皿にはこんもりと吸殻が積もっている。
     控えめな鈴の音がして扉がそっと開いた。目を上げると、すいかのような腹をコートに包んだ女が顔を覗かせた。

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    ここ、すばらしいです。
    字数は少ないのに、これだけで、画面が見えます。
    「控えめな音」という表現に、この女性の性格や態度が見えています。拍手。

    作者からの返信

    文字制限の中で、状況と心理を同時に端的に書くのが課題でした。励みになるお言葉、ありがとうございます。
    涼子は作者としても気に入っている女性ですので、柔らかく、かつ芯の通った感じが書けていればいいなと思います。

  •  そう。
     同じ日に産まれたのに、姉だとか弟だとか、すごーく違和感がありました。
     お互いに呼び捨てで、タメ口で、エゲツない喧嘩とかしてたのに。

    作者からの返信

    やはりそういう違和感はあるんですね。子どもの頃は考えなくて済んだことを成長するにつれ意識せざるを得ないのも、家族というカテゴリーの閉塞感ですね。
    この話はあくまでフィクションなのでひとつの家族の形として二人の姿が書けていればと思います。最後までお付き合い下さり、あたたかい評価も頂戴して感謝です。ありがとうございました!

  • 急展開ですね。
    続きを楽しみにしています。

    作者からの返信

    モフさん、お越し下さり、ここまで読んで下さってありがとうございます。
    ここへきて急展開になりました。残り1話、どうぞよろしくお付き合い下さいませ。

  • おお、急展開!お店で破水ですか~礼一郎さん焦りますね💦緊急帝王切開・・・ハラハラします💦

    作者からの返信

    涼子はわざわざお店まで話に来てくれましたが、まさかここで破水するとは、ですね。緊急の手術って、本人もですが家族もすごく不安になるのでは……

  • しめしめ(笑)これで兄弟が接近するきっかけが出来たわけね。
    作者さん、ありがとうございます……ホッとしました。('◇')ゞ

    作者からの返信

    上月さん、コメントありがとうございます。
    しめしめ(笑)ご期待に添える展開になってよかったです。残り一話、どうぞ彼らを見守ってやってくださいませ。

  • 柊圭介様

     涼子さん、素敵な奥様ですね。真二郎さん幸せですね。
     たった二分の距離が、こんなに離れてしまうこと、現実でもありますよね。
     でも、新たな命の誕生が、それをまた繋ぎ止めてくれそうな気がしました。
     無事生まれてきてくれますように。

    作者からの返信

    ☆涼月☆さん、コメントありがとうございます。
    涼子のことをそういって下さって嬉しいです。本当に、こんな妻がいたら幸せですね。
    人はどんなことで離れてしまうか分からないですね。でも何がきっかけで繋ぎとめられるかもまた分からないですね。優しいお言葉に感謝です。

  • 礼一郎さんの心の揺れに、ぐっと胸が詰まりました。

    >「大丈夫ですよね? ちゃんと生まれるのよね、大丈夫よね?!」
    涼子さんのことを本心から心配しているのが分かるセリフで、何か泣きそうになりました。

    2分差で生まれてから大きく開いてしまった兄弟の距離でしたが、この新たな命の誕生の場に居合わせることになりそうですね。

    作者からの返信

    陽澄さん、コメントありがとうございます。
    礼一郎の心の奥の思いを感じ取ってくださって嬉しいです。
    あたふたと取り乱すのは本気で心配しているからこそですね。人の本音が見える瞬間というか。
    思いがけずこの場に居合わせることになった二人ですが、どのような話になるか。どうぞ結末を見守ってやってくださいませ。


  • 編集済

    柊圭介さん、こんばんは😊

    涼子さん、意を決して礼一郎さんに会いに行ったんですね。
    たった二分の距離がこんなに遠くなってしまうなんてと言う礼一郎さんの言葉が刺さります。

    ここでも意外な展開に……。
    緊急帝王切開と言う緊迫した状態ではありますが、兄と弟が必然的に顔を合わすことになりましたね。
    一体どんな結末に!
    新しい命が誕生するこの時が、兄弟の和解に繋がることを祈ります。

    作者からの返信

    この美のこさん、コメントありがとうございます。
    涼子は大事な役目を背負ってくれています。
    礼一郎も彼女を前に思わず本音が出たのでしょうね。
    緊急帝王切開、言葉だけで緊張してしまいますが、このために否が応でも兄弟が顔を合わせることになりましたね。どんな結末になるか、どうぞ見守ってやってくださいませ。

  • 涼子さん、とっても良い方ですよね。自分のことより夫の心配。
    すいかのようなお腹なら、妊娠後期、かなり歩くのも辛いのに、そこまで会いにくるなんて。

    作者からの返信

    雨さん、コメントありがとうございます。
    涼子は本当にいい妻ですよね。こんな体でわざわざ心配して話しに来るとは。こんな人と結婚できた真二郎は幸せだと思います。


  • 編集済

    見事な小説だと私は思います。
    人の心の機微を描きながらも巧みなドラマ展開がある。
    うーんと唸り、感動しながら次回を待っています。

    作者からの返信

    レネさん、コメントありがとうございます。なんとも光栄なお言葉、いたみ入ります。丁寧に読み取って下さればこそです。
    そしてたくさんの星も頂戴し、ありがとうございます。すごく励みになりました。あと1話、どうぞよろしくお付き合いください。

  • わわわわわわっ! 全く予想外の展開に…
    いやいや、それでも結末はきっと…(※昨日の自信はまるでなし)

    作者からの返信

    ふうこさん、コメントありがとうございます。
    あっ、予想外でしたか。先を読まれているかとドキドキしました。
    あと1話、どうぞ結末を見守ってやってくださいませ。