【永禄十六年(1573年)七月上旬 見坂御所】


【永禄十六年(1573年)七月上旬 見坂御所】



 既に速報は入っているはずだが、直接の報告が必要だろう。関東に戻った俺は、見坂御所に今上を訪ねた。


 手を取って迎えてくれた人物に、西朝方との戦いの顛末を言上した。


「ご苦労であったの。どうやら決着がついたようでなによりだ」


「謀反人を、独断で赦免する話を進めてしまっていて申し訳ございません。西国平定への協力を条件に、追討を一時見合わせる、という形でいかがでしょうか」


「なに、よいのだ。そちに任せたのだからな。功績を上げれば、不問に付すことも考えよう。……あやつを殺すことで西朝の頭を潰し、東西朝に分かれて抗争する世を招くのを防ぎたかったのであろう? 生け捕りにするのに、だいぶ苦労したとは聞いておる」


「恐れ入ります」


「足利の歴代将軍の統治ぶりに問題があったのは確かだが、南北朝の争いが、この日の本を修羅の世にしたのも間違いないからの」


 史実で足利幕府の滅亡に加えて、信長が覇権を手中にしかけたところで死に至る流れにも居合わせたこの人物は、時代の変わり目にいることを自覚しておられたように思える。それは、この変貌している世界でも同様であるらしい。


 未来出身で歴史を知る俺や、力を得て時代を変革させる側ならばともかく、影響力が低下してきているとはいえ主上という立場で歴史を見通せるのは稀有なことなのだろう。


「それで、足利には西を治めさせるのかの?」


「いえ、ある程度国内が収まりましたら、国外へと向かうことになるかと」


「日の本から出すというのか? 明か朝鮮に向かわせるとなると、どうなるか心配になるが」


「そちらとは別方向になりましょう」


 その後も続けられた対話は、やがて主上自身の今後の在りように及んだ。


「すぐに京に帰られますか?」


「ふむ。この見坂御所も気に入ったし、どうするかな。自由に往来できるのなら、一度は戻りたいが」


「残念ですが、足利尊棟を取り込んでもなお、戦いは続きます。本願寺や、足利将軍家に従っていた者たちの多くは、滅ぼすことになるかもしれません」


「新田と足利の和睦が成立した以上、恭順するのではないかの」


「ここで手を抜くと、後の世に禍根を残します。南蛮……、ポルトガル、スペインとの対応もありますし、今後の世界のことを考えなくては」


「そうじゃの。……一向宗の門徒はどうする」


「実際は、食べていけさえすれば、こだわらない者もいるかもしれませんが……。彼らの持つ力を活用しないのももったいない気もします。足利の去就と絡みますが、顕如らに率いさせての海外への入植なども考えております」


「蝦夷地か」


「検討中ですが、台湾……、いえ、高砂への入植をさせようなんて意見もあるようです」


 さらに過激な話も持ち上がっているが、現段階で耳に入れる必要はないだろう。


「西国の状況はどうなのだ」


「毛利、島津などは、関ヶ原での敗戦後、領内に戻って様子を窺っているようです。キリシタン大名は、ポルトガルやスペインにすがっているようですな。まずは、艦隊を派遣する予定です」


 西軍に参加していた南蛮艦隊は、戦況を把握したのか、逃げ足早く日本を離れていた。


「打ち払えるのか?」


「後醍院艦隊と連携して、足利幕府の技術を導入すれば、退けられそうです」


「そうか……」


 北九州、四国の割譲の件は、主上の憂いとなっていたようだ。


「現時点で日本周辺に来ているポルトガル、スペインに続いて、やがてオランダという、スペインから独立して建国される新たな南蛮が現れます。既に、その地出身の商人とは連携していますが、別の者達がやってくるでしょう。善良なわけではないものの、これまでの異国よりは付き合いやすいかもしれません」


「南蛮にも、いろいろとおるわけか」


「はい、この日本と同じくらいの国が、幾つもあると捉えていただければ。さらに、イギリスという国も現れると思われます」


「きりがないのぉ」


「まったくです。……そして、明も遠くなく滅びる可能性があります。滅亡までは至らずとも、弱体化するのは確実かと。そちらへの手当ても考えなくてはなりません」


「なんと、明が……」


 明から清への流れは、どこかが一つずれれば発生しない話でもある。ただ、歴史の修復力のような作用が存在している可能性もあり、検討はしておいた方がいいだろう。


「そして、国の外だけでなく、中でもまだ……。西国が収まるまでには、しばらく時間がかかるかと」


「戦国の世は、まだ終わらぬか」


「飢餓によってよその土地を襲わなくてはならない時代は、まもなく終えられるでしょう。……主上は、朝廷はどこまで政治に関わるべきとお考えでしょうか」


「後醍院の祖、後醍醐天皇の例を見ても、実務は任せるべきなのかも知れぬ」


「はい。君臨していただき、執政者が明確に誤った場合に正していただくのがよいのかもしれません。……ただ、今後の者達が決めていくことでしょう」


「ふむ。……で、尊棟はどうしておる」


「軍勢を再編していますな」


「足利と新田が駒を揃えて平和な世を作るか。南北朝の遺恨が再現せず、なによりだ」


「楠木と後醍院もおります」


「さらには、北畠や結城まで参加しているとなると、まことに因縁物のようじゃな」


 俺の一礼で、会見は終了した。退出しながら、俺は初対面を果たした日の足利尊棟との会話を思い返していた。



◆◆◇永禄十六年(1573年) 急襲作戦当日 H+3h29m◇◆◆


「俺好みのタイトル……?」


「ああ。その前にもう一度、何を目指したのかを確認してもいいか? 足利に仇なした者たちを討滅するのが、最初の目標に見えたが」


「ああ……。足利をバカにする連中が許せなかった。滅びてしまえと思った」


 ソントウは、呟くようにそう口にした。元時代での足利氏は、幕府の発足時に朝敵とされ、三代将軍の義満が王を自称し、末期に弱体ぶりを示したことから、必ずしも史上の武家の中で評価が高いとは言えないだろう。からかわれた過去でもあったのだろうか。


「そうであるなら、足利をここから再生すればいいじゃないか」


「情けはいらない。史実とは違って、きちんと戦って、負けることができた。きちんと滅ぼすがいい」


 そんな覚悟を示されても……。東西対決が続けば、勝てないとは思わないが、スペイン、ポルトガルも絡んでだいぶややこしくなる。


「なあ、ソントウ。戦国が終わる頃からの、俺達の時代に至る世界の歴史をどう思う?」


「中心となるのは西欧諸国で、異文明との侵略合戦と、西欧内での戦争と、列強と称しての侵略競争を際限なく繰り返し、果ては世界を滅ぼす兵器で雁字搦めになる、といったところか」


「だよな。俺が思うに、西欧の……、ローマ帝国の遺産を食い潰した勢力が世界を席巻したことで、よくない方向に進んだんじゃないかと思うんだ。それを防げないだろうか」


「具体的には?」


 どうやら、話を聞いてくれるようだ。国内から目を逸らさせる狡さは承知の上で、俺は話を展開させた。


「アメリカの西海岸は、西欧勢力の連中の手はまだ及んでおらず、ネイティブ・アメリカンが暮らしている。この時代には、南米の西岸までスペインが手を伸ばしているが、そこまでだったはず。そして、オーストラリアも、未だ西欧による入植は行われていない」


「ああ、オーストラリアは、イギリスが来てからだよな。近場では台湾も、一部西欧が進出するものの、定着はしないはずだ」


「平戸出身の鄭成功が台湾を根拠地にするのも、しばらく後の時代の話だしな。……北の沿海州には、ウラジオストックの東、ナホトカ……、いや、新河に、古河公方を称していた足利義氏率いる東北、北関東諸将の残党が進出している。彼らは、新田が失政を重ねた時にやってきて交代するつもりらしい」


「それはまた……、都合のいい話だな。誘導してるのか?」


「腹心に新田忍びがいるのは否定しない」


「さすがは、東国の覇者だな」


 ソントウに言われると、褒められている気はしないが。


「北は、アムール川河口の者達と、樺太アイヌを通して交流している。場合によっては、アムール川流域に進出して、ロシアの南下への対抗を目指すかもしれない」


「ほう……」


「北は北条に……、西北海道から、樺太を担当してもらおうかと思っている。さらに先の、アムール川流域については、別働隊が動くことになるかも」


「そうなると、いずれナホトカにいる古河公方殿と勢力圏が重なるだろう。そこはどうするんだ?」


「それぞれ、独立国となってくれればいいんだがな。明か、あるいは清が興るなら、連中に朝貢させて貿易の抜け道にするという考え方もある」


「あくどいな。……だが、ナホトカに和人勢力がいるのなら、清は興らないんじゃないか?」


「そうかもしれん」


 そのあたりの認識も、共有できているようだ。


「陸遜……、楠木信陸には南を頼みたいとの話をしている……。オーストラリア、ニュージーランド方面に行ってくれるそうだ」


「ああ、イギリス対応だな」


 ソントウも苦い表情を浮かべた。史実のオーストラリアでは、イギリス人の流刑者を中心とする入植者によって、多くの先住民が虐殺に近い目に遭う。


「先住民と連携する国造りができたら、まだマシな状態に持ち込めるんじゃないかと思う。インドネシアやニューギニアには既にイスラム王国があるようだから、交流して、彼らが独立状態を維持できるように支援する感じかな」


 そこで俺は、一呼吸置いた。


「で、ソントウ。あんたにはだな」


「北条が北で、楠木が南。で、俺は尊棟だから、東ってわけか。アメリカ西海岸、ゴールドラッシュの舞台だな」


「ああ。サンフランシスコ辺りだろうな。西欧によって探索されてはいても、入植はされていないはずだ」


 北米の先住民も、西欧人の入植の過程で激減していくことになる。南米のアステカ系住民は、持ち込まれた病気と強圧的な支配とで、既に十分の一近くにまで減っているはずだ。


「蠣崎と、もしかしたら松平には、東北海道から千島、アリューシャン諸島からアラスカ、カナダの西部辺りを目指してもらおうかと思っている」


「足利幕府を打倒した場合のプランは検討済みだったわけか」


「睨み合いをしながらでも、先行できればとは思っていた」


「なるほどな。関ケ原モードなしなら、東朝は海外進出を志向していたわけか。……となると、より強く日本に引き込んだ俺が言うのも何だが、スペインやポルトガルはどうするよ。台湾や呂宋は」


「ポルトガルは、スペインよりはまだましで、話が通じるんじゃないかと思ってる。マカオも、この時代にはまだ間借りされてるだけの状態みたいだしな。スペイン対応は、織田家がまだ戦い足りないんじゃないかと。……なあ、ソントウ。本当に九州や四国を植民地として提供するつもりだったのか?」


「スペイン、ポルトガルはこの先に下り坂となる。時期を間違えなければ、後の打ち払いは容易だっただろう」


「悪辣だな」


「お互い様さ。本願寺はどうする?」


 十六代将軍は、やや心配げに眉を寄せている。そうすると、年齢よりもやや幼く映る。


「宗教弾圧をするつもりはないんだが、寺社勢力が実力組織を持つのは、今後にも良くない。寺社全般の話としては、朝廷から社格に応じた下賜金を設定して、それで運営するようにと求めようかと思っている」


「これもまた、増長させた俺が言うのも何だが、本願寺はそれでは収まらないんじゃないか」


「東本願寺、北本願寺、南本願寺をそれぞれ北米、北海道、オーストラリアに置いて、そこで楽土を作ってもらうってのでどうだ」


「ていのいい追放か。顕如さえ捕らえれれば、あるいは……」


 しばし黙考したソントウが言葉を続ける。


「キリシタン大名どもはどうする」


「キリスト教に含むところはないが、現状での、西洋人以外を見下していて、日本人を奴隷にしたがる連中は排除したい。それを踏まえると……、攻め潰すのも手間だから、よそに向かって欲しいところだな」


「なら、済州島から、朝鮮に向かわせるってのはどうだ?」


「それは、秀吉の朝鮮出兵と同じことになるんじゃないのか」


「いや、済州島では、在地の耽羅王朝が復活している。というか、俺が介入して復活させて、上海あたりからの明への朝貢交易の窓口として使ってた。土着していた蒙古勢の生き残りもいるから、李氏朝鮮を攻める気満々だぞ。さらには、高麗王家の末裔もいるらしい」


「高麗王家っていうのは、例の、船ごと沈められた王姓の一族か?」


「泳ぎがうまかったのか、詐称しているのかはわからんがな」


「だが、そこにキリシタン大名をどう絡める?」


「キリスト教の布教許可を餌にしつつ、強引に追放すればいいさ」


「それは……」


「日本よりも中華序列的に上の土地、という認識なんだろうから、神の国として適しているだろ?」


 やはり、こいつは俺よりも一段悪辣さが高い。


「なら、対馬から両属状態っぽい宗氏を追い出して、毛利、島津もおまけにして、一緒に向かわせるか」


「ああ。……それなら、島津、毛利は高麗の援軍ってことにするか。李氏朝鮮、新生高麗、耽羅の朝鮮半島三国志なんてどうだ。明には、朝鮮半島での覇権争いだと説明すればいいさ」


「分ける必要はあるのか?」


「勢力を築いた後でも、耽羅と高麗が牽制し合えば、日本に目を向ける隙がなくなるだろう。李氏朝鮮は、女真族の方に押しやれば、より安全だな」


「……どうすると、そんな悪辣な手段が思いつくんだ?」


 少し首を捻って、ソントウがこちらを見据えてきた。


「なあ、「戦国統一・オンライン」でのお前のプレイからも思っていたんだが、順境にあるときに最善手を徹底するのを怠る癖があるだろう。滅亡間近で見せる悪あがきでのキレを、優勢な場面でも出していれば、お前は「瀬戸際の魔術師」ではなくて、「万能の軍神」とでも称されていたんじゃないか?」


 ここに来て、ゲームのプレイスタイル批判が来るとは思わなかった。


「そういう面はあるかもしれん」


「今回だって、上杉を従属させて上洛してたら、この戦国の世は何年も前に終わってたはずだ。もっと真面目にやれ」


 返す言葉がない。沈黙していると、現職の征夷大将軍が咳払いを一つして話題を転換させた。


「……なんにしても、明や清と一体化して攻めてこられたら厄介だが、そうなったら叩き潰せばいい。水軍の優勢が前提となるがな」


「確かに。南蛮対応も含めて、そこが生命線だな」


 ここまでの話の中で、二人の間では両勢力の水軍の合体は既定事項となっている。


「なら、薩摩、大隅を織田家に任せ、台湾、呂宋を目指してもらおうか。北九州は、対馬も含めて真田昌幸に」


「真田信繁……、幸村は生まれているのか?」


「ああ、まだ六歳だが可愛いぞ。忍者に混じって飛び回っている」


 ソントウはふっと息を吐いた。


「織田を南西に向かわせるなら、尾張や東海はどうするんだ」


「東海道は、今川氏真に任せようかと思う。内政能力は高いわけだからな。尾張、伊勢は直轄かな。鎌倉の統治と京の対応で経験を積んだ、二階堂盛義あたりがいいかもしれん。阿南姫が、治安維持に活躍してくれそうだ」


「畿内は?」


「明智光秀だろうかな。次いで、最上義光か」


「なるほど、朝廷への対応も寺社対策も苦労しそうだな」


「謀反されないように努めよう」


 青梅将高を当てるとの考え方もあるが、道真と共に柑太郎の後見役として関東を見てもらうのがよいだろう。権力の承継は、迷うところではある。


「寺社領の扱いはどうする」


「関東同様に、扶持を与える形式に従うところはそのように。世俗権力として活動する気なら、攻め滅ぼすことになるかもな」


「朝廷は?」


「今上にはしばらく、武蔵に滞在いただくかも」


「ああ、京の諸勢力との入り組んだ関係性をリセットするには、それがいいのかもな。……中四国は、空白だな」


「発展の肝になると思うので、直轄かなあと考えている。飫富昌景、春日虎綱を方面軍の司令として置くかもしれんが、流動的だな」


「武田と上杉は内政専念か?」


「そこは希望次第さ。従来の因習が残るわけだし。北条には、相模だけでも与えたいと思っている」


 腕を組んで脳内を整理したらしい足利尊棟が、やがて唸り声を発した。


「その世界の中で、アメリカにおいて足利家が再興されるわけか」


「ああ。ステータスとスキルを把握する能力が一代きりなら、そこまでに基盤固めを。共和制に移行してもらってもいいし」


「共和制? 一向衆を連れて行くんなら、連中の意向で決まることになるじゃないか」


「自治区を幾つか作って、一向衆には一票でいいだろ? 現状では、信徒に考える力はない。まあ、教育が普及すれば、話も変わるだろうがな」


「好きにやれ、ということか」


「太平洋を挟んで細かく下知するのは、現実的ではないな」 


 不敵な笑みを浮かべつつ、決断が開示された。


「わかった。正親町の帝と新田への服従、並びに将軍職の返上を宣言しよう」


「ああ。共同で、キリシタン大名と、島津、毛利を屈服させよう」


「そこから、南蛮勢力のうちの、日本人奴隷貿易関与組の打ち払いだなあ。この世界でも、オランダだけが得をするか」


「ポルトガルもたいがいだが、スペイン帝国は素行が悪すぎる。南米でもアフリカでも、元々の住民からすれば災厄でしかない。日本ではまだおとなしい方だ」


「その連中からの海賊働きでのし上がったのがイギリスだからなあ。手が汚れていないのは赤ん坊だけか」


 この時代のオランダは、スペイン帝国との独立戦争の途上で、まもなく誕生する新国家である。まあ、手が汚れていないは言い過ぎだが。


「それで、俺好みのタイトルとは?」


「戦国統一改め、天下泰平・オフラインでどうだ。なんなら、全世界版とつけてもいいぞ」


「確かに、この後の世界の推移は戦国のようなものだしな」


「日本だけが太平の世を満喫するのも悪くはないんだが」


「江戸時代か……。いいことばかりだったわけではないにしても、貴重な時代だったんだろうな」


 徳川家康が築いた二百五十年の太平の世に想いを馳せながら、二人の意識合わせは完了したのだった。




◆◇◆◇◆◇◆


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