第4話 ダイヤとハイド
年の若いダイヤとハイドの二人は、すぐに仲良くなった。まだ遊びたい年頃の二人は、暇さえあれば一緒に遊んでいた。
「お前たち、本当に高校を卒業したんだろうね?」
と、レインがいぶかしがるほど、二人は幼く見えた。
だが、ちゃんと18歳と20歳の青年だった。恋がどんなものかも、ちゃんと知っている。二人は、お互いに一目惚れしていた。クールな見た目なのにホンワカした中身のダイヤに、ハイドはあっという間にハートを射貫かれたし、可愛い顔なのに力強いハイドに、ギャップ萌えしたダイヤの心はあっという間に恋に堕ちた。
「僕たちも、早くラブベリーを育ててみたいね。」
ダイヤが言い、
「うん!」
とハイドが答える。すると、それが耳に入ったレインが、
「まだ早い!誰が赤ん坊の面倒を見るんじゃ。」
と、すかさず却下したのだった。
因みに、ラブベリーに実を付けさせる為には、二人が愛し合っている所を何度もラブベリーに見せなければならないのだ。レインが却下したのは、その行為がまだ早いという意味合いも込められていた。
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