その後
連休が終わった翌日の投稿はだるい。遊び足りない分、少し後悔するし、遊びすぎだから寝不足だ。
皮肉だよ。
いつもの通学で、いつもの殺風景な家がそろっている。
けれど、今日は少し変わっていた。
前、ベッドで寝ている少女に手を振った事がある。その時、彼女は物凄いいい笑顔だった。
でも、今日その家の前に来ると、備品が運び出されていた。その中で、以前見たことのある看護師のお姉さんがいたから呼び止めた。
「あの、ご迷惑でなければお聞きしたいのですが、この家に住んでいた少女に何かあったのですか?」
「あら、あなたはミー君」
「ミー君??」
「あ、ごめんね、あの子、あなたが以前買っていた黒猫に似ているからいつもミー君って呼んでいたのよ」
黒猫って、二年前この近所で悪ふざけをしていたあの黒猫かな?でも似ているって...髪の毛がぼさぼさしているからじゃないよね...
でも、だるい通学が少しだけ面倒くさくなくなった。
話が合いそうだから、今日下校の時に少しよってもいいか聞こう。
「ああ、それは...その、言いにくいけど、あの子、この間お亡くなりになったのよ」
「...そう、だったんですか。わざわざ教えていただきありがとうございます。その、迷惑でなければ、お花を添えてもらってもいいですか?」
「ええ、彼女も嬉しいと思うわ。ありがとう」
今日は、通学がいつもと違って、憂鬱だな。
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