第7話 成功させるために

”最初で最後に4人でステージに立つ”という話から3日経ち、

どんな内容にするか社長、そして私達4人で話し合った。

元々新メンバーが加入!次のライブでのお楽しみに!

という告知しているため、ファンのみんなががっかりさせない為にも色々と考えた。

その結果、最後に一日限りのライブとい言うことを伝え、その場から立ち去るという案になった。

その案で本当にいいのか、私がfreedomのファンだったら…などと考えた。


話が終わり、四人で初めての練習。

先程のが気になってダンスに集中できないでいた。曲の中盤辺りで島崎くんが手を叩き中断して言った。

「お前、何か考えているのか?集中できてないのが丸わかりだぞ」

どうやら集中出来ていないことがバレバレらしい。

隠していてもダンスに支障が出ると思い、話すことにした。


一日限りでした~ごめんなさいって去るんだったらfreedomの印象、事務所の信頼が悪くなると思う。それに私は一生後悔すると思います。

だから...

涙が込み上げてきて涙が流れた。


以前のfreedomの3人であれば事務所の指示に従うはずだが、この件があり私のやりたいようにやっていいよと優しく慰めてくれた。


よし、最初で最後のライブのためにも皆が納得できるように頑張るぞー!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る