第2話 話が違うんですけど!

自分の本当の足で踊れないのは悲しいけど、私は小さい頃から歌って踊ることが好きだった。だから嫌だったけど、妹のこともあって引き受けたけど…

状況が変わってしまった。

「本当はソロ活動だったけど、それじゃ楽しくないわけ、そこであなたにはグループに入ってもらう、”男”として」

ソロ活動でもなく、男として?はあ?さすがにきれますよ?

お断りしようと社長の目を見ると、断るとどうなるかわかるよねとうったえているよに感じられ、私は分かりましたと言うことしかできなかった。


社長から渡された紙袋には男性用の服とカツラが入っていた。

案内された部屋で服を着替え、社長室に戻ると、そこには、テレビをつければ必ずと言っていいほど写っている人気アイドルユニット「freedom」(自由)のメンバーの「島崎 翔」、「城之内 肇」、「由利 葵」がいた。

三人ともこちらを見て口を開いた。

城之内「冗談じゃありません!なぜこのタイミングで新メンバーなんですか!?」

島 崎 「俺たち3人でfreedomです!」

由 利 「僕は大歓迎!」

二人は意見同じだが、由利くんだけは私のことを歓迎?しているみたいだった。

社長 「決まったことだからよろしくね」

社長は私の時のような目付きで、二人を見つめていた。

二人は渋々分かりました。という返事をした。

やはりこの社長にかなう人なんていないんだと感じた。



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