第2話

1人でいると、1人の女の子が声を掛けてきた。

私は、声を掛けられた方を向いた。

そこには、蔵冨杏奈がいた。

蔵冨杏奈は、小学5年の時に出会った。

杏奈)どーしたの?

私)なにが?

杏奈)ずっと、1人でいるよね?

私)いるよ、どーして?


私は、その質問に疑問を持った

クラスの大半は、話しかけても無視するか、話しても聞き流したりしているから、興味を持たれたのが初めてだった。


杏奈)一緒に行動しない?


私は、杏奈が言った言葉が理解出来なかった

今まで、言われたことの無い言葉だったからだ。。


私)え?

杏奈)だから、一緒に行動しない?

私)いいけど、でも、


私は、言いかけた言葉を途中で辞めた

これを言ってしまうと、杏奈まで離れてしまうと思ったから。


杏奈)何〜?途中で辞めないでよ〜


杏奈は、笑いながら言った。

私は、勇気を絞り出して、言った。

私)一緒にいたら、杏奈までいじめられるよ?


杏奈は、びっくりした顔でこっちをジッと見てこう言った。


杏奈)なんだ、そんなことかぁ〜、びっくりした〜


私は、またもや、その言葉が理解出来なかった。

なんで、そこまでして、一緒に居たいのか分からなかった。

多分、ここで断ってもしつこく言われるだけだと思い、一緒に行動することにした。


私)わかった。一緒に行動しよ

杏奈)やった〜、ありがとう!


杏奈は、喜んで一緒に色々決めた。

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私の過去と今 @manami203

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