第2話 大人の社交場
「ここは国際線のデューティーフリーなの?」
入店してフワっと香る女性の香りで入店したと思いきや、
奥に進む連れて感じる煙草とムスクの香り。
そこには大人の世界が広がっていた。
クラブで踊りこなす人がいるのではなく、大人の社交場とも言える
世界がそこにあった。
私の友人は「誘ってくれてありがとうございます!」と元気に言う。
私はどう挨拶して良いのか分からないくらい躊躇した。
友人が挨拶した先にいるのは、「こんな年上の人とどこで出会ったの?」
と、思ってしまうような男性だった。その隣には身綺麗にしている女性がいた。
なぜ、私がこの場に誘ってもらえたのか。この場をどうやって切り抜けようか。
お酒でお腹も一杯になるが気持ちもいっぱいになっていた。
音は消え行き、色は残る @cana0305
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