レンとの出会い②
* * *
その日の放課後。
白鐘さんはさっそく『霊視』とやらで私の体をじっくりと調べてくれた。
「……赤嶺さんに対して強い情念をいだいている存在を感じる。たぶん、ソレが原因」
「情念?」
「赤嶺さんを独占したい、自分のものにしたい……そういう歪な感情が付きまとっている。変な写真ばかり撮れてしまうのは……きっと、その情念の持ち主が、赤嶺さんの顔を他の人間に見せないようにするために細工してるんだと思う」
ゾクリ、と思わず背筋が震えた。
それって、まさか……。
「……心当たりがあるの?」
「うん……ちょっと前まで、ストーカーっぽいのに付きまとわれていたの。でも最近は見かけなくなって、安心していたんだけど……」
帰り道、後ろから誰かに付きまとわれている感じがしたり、外食しているとこっそり写真を撮られたような気がしたり、そんなことが頻繁にあった。
一応、通報はしたけれど、ハッキリと事件性が確認できないと、ケーサツは動いてくれなかった。
でもしばらくしたら、ピタリと止んだから「良かった」と思っていたけれど……。
「……そのストーカーが原因なの?」
「可能性は高い」
「つまり、死んだストーカーの霊が私に付きまとっているってこと?」
「死者とは限らない。強い情念は時として『生霊』っていう霊体としての分身を生み出すこともある。そして赤嶺さんの場合は……生者特有の生々しさを感じるから、生霊のケースだと思う」
生霊……名前だけは聞いたことがある。
生きながらにして、その人の幽霊みたいなのが出てくるっていうやつだ。
それが、私に付きまとっている?
薄気味悪さから、私はぶるりと震える身を抱きしめた。
「じゃあ、その生霊を祓えば解決するの?」
「根本的な解決にはならない。本体である人間が残っている以上、生霊は繰り返し生み出される。だから……気配の残滓を追って、本体の居場所を掴む」
白鐘さんはそう言って、糸のようなものを取り出す。
【 《紅糸繰》 よ 《生霊の宿主》 を 《見つけ出せ》 】
白鐘さんは何事か呟く。
不思議な声音だった。人が放つ声とは思えなかった。
でも、不気味な印象はない。
むしろ、それはまるで天使が歌うような……そんな荘厳な美しい声だった。
「わっ!」
白鐘さんの声に反応して、紅色の糸が光り出す。
糸はまるで意思を宿したかのように空中に浮かび、独りでに動き出した。
不可思議な現象を前に、私は目をパチクリとさせる。
す、すごい。白鐘さん、本当に霊能力者なんだ!
「私は生霊の本体を何とかする。ダイキ、それまで赤嶺さんの護衛をお願い。お
「おう。いつも肌身離さず持ってるぜ」
白鐘さんは幼馴染くんとひと言、二言やり取りすると、紅色の糸を後を追っていった。
「もう大丈夫だ赤嶺さん。あとはルカが何とかしてくれるよ」
幼馴染くんは私を安心させるようにニコリと微笑んだ。
彼は、白鐘さんを絶対的に信頼しているようだった。
「あなたも、霊能力者なの?」
「まさか。俺はちょっと腕っ節に自信がある、ただの一般人だよ。でもこのお
幼馴染くんはそう言って、複雑な紋様が書かれたお札を見せてくれた。
よく見ると、彼の両手首には黒い数珠がある。
「……あなたは、こういう心霊事件みたいなことを何度も経験してるの?」
「……まあ、悲しいことに、ほぼ日常と化してるよ。ルカのおかげで何とか生きてこれた感じさ」
「……優しいんだね、君って」
「え?」
「だって、心霊写真を見ただけであんなに騒ぐビビリさんなのに、それでも白鐘さんと一緒にいて、こういった事件にも協力的でしょ? 普通なら、できないよ」
霊能力者である白鐘さんと関わっていたら、きっとオバケや霊に遭遇する機会は多いはず。
怖がりなら、普通は絶縁していてもおかしくない。でも、彼はそうしていない。
霊に対する装備の数々や、ビビリでありながらこの手の状況に場慣れしている様子を見るに、きっと彼は、これまで何度もこういった事件に関わってきたのだろう。
そして、その度に白鐘さんと一緒に危機を乗り越えてきたのだろう。二人の間には、ただの幼馴染同士では築けない強い信頼関係があるように感じた。
「よっぽど大事なんだね、白鐘さんのこと」
「……そりゃ、幼馴染だからな」
幼馴染くんは頬を赤く染めて、気まずそうに顔を逸らした。
教室のときは情けないと思ったけれど、これは認識を改める必要があるようだ。
彼は白鐘さんのためなら、たとえ怖い思いをしても傍に寄り添う。そういう優しさと勇気を持つ男の子なんだ。
それはそれとして……気になることがひとつ。
「幼馴染ね~。本当にそれだけの関係なのかにゃ~?」
「ちょっ。か、からかわないでくれ赤嶺さん!」
「ねーねー、二人はどこまで進んでるの? 教えてよ~」
「な、何もやましいことはございません!」
幼馴染くんは焦り気味にブンブンと真っ赤になった顔を振った。
……やばっ。ちょっと、かわいいと思ってしまった。
どうしましょう。彼をからかうの、楽しいかも~。
* * *
生霊の本体を探しに行った白鐘さんから、連絡はまだ来なかった。
待っている間、日もすっかり沈み、景色が青色の夕闇に染まり出す。
「遅くなるとまずいし、とりあえず家まで送っていくよ」
幼馴染くんのお言葉に、私は甘えることにした。
その間に、私は彼から白鐘さんのことをいろいろと聞くことにした。
まあ自分で調べる、ということもできたけど……。
私は人脈が広い。調べたいことがあれば、いろいろな口コミから情報を入手することができる。「あんた探偵になれるよ」とよく言われる。
白鐘さんと同じ小、中学校だった人たちに話を聞けば、彼女の生い立ちがわかるとは思うけれど……。
それよりも、ずっと白鐘さんと一緒にいる幼馴染くんの口からのほうが、真実の彼女を知れると思った。
「ルカがあんな風になったのは、理由があるんだ。本当は他人思いの、優しい子なんだよ……」
幼馴染くんは悲痛な顔で事情を語った。
白鐘さんは、幼い頃から悪霊や化け物から人々を守ってきたらしい。
でも、一般人の目からしたら、不気味なことをしているようにしか見えなくて、誰もが彼女を気味悪がったらしい。白鐘さんが命の恩人とも知らずに……。
どんなに人を助けても、化け物扱いされて疎まれる。そのことで傷ついた白鐘さんは、もう依頼でない限りは、霊能力を使わないと決めたらしい。
……それは、確かにあんな風に他人に冷たくなるわけだ。そしてただひとりの理解者である彼に依存してしまうのも無理はないだろう。
「でもさ、それでもルカは人を見捨てたりしないって、俺は知ってるんだ。もしも赤嶺さんが危ない状況になったら、きっと迷わず助けるよ。ルカは、そういう子だ」
確信めいた風に語る彼の顔は、とても穏やかで、慈しみに溢れていた。
……ちょっと、白鐘さんを羨ましく思った。
ひとりの男の子に、こんなにも信頼され、大切に思われるだなんて。
そして、それぐらい白鐘さんが良い子だということを間接的に理解させられた。
この件が無事に片付いたら、白鐘さんともっと話をしてみよう。
きっと拒まれるかもしれないけれど……まあ、そこはいつも通り強引なノリで絡んでいこう!
そう考え出す自分がいた。
そのとき。
街灯の明かりがとつぜん消えた。
「え?」
明かりがなくなり、周囲が夜の闇に染まる。
暗い……。
いや、いくらなんでも暗すぎる。
街灯が消えただけで、こんなにも真っ暗になるだろうか?
まるで、とつぜんトンネルの中に連れてこられたかのような……そんな錯覚を覚えた。
私は思わず、隣にいる幼馴染くんの服を掴んだ。そこで私は、自分の足がガクガクと震えていることに気づいた。
ジジ、と鈍い音を立てて、街灯が再び点く。
私たちの周りに光が戻る。なのに……周囲の暗さは変わらない。むしろ、さらに濃さを増しているように思えた。
サークル状に照らされる明かり……この明かりの外に出てはいけない。そう本能が訴えていた。
「……」
まるで、私と幼馴染くんだけが世界に取り残されてしまったかのような寂寥感が漂う。
周囲には私たち以外に誰もいない。
……いや、いる。
後ろに、誰かが。
「……ふぅ、ふぅっ」
恐怖で息が荒くなる。
振り向いてはいけないとわかっていながら、私の首はゆっくりと後方に回る。
街灯の明かりの下に、男が立っていた。
顔を俯かせているので、人相はわからない。
けれど、明らかに普通の様子ではなかった。
「……──っ」
男はブツブツと、何か呟いている。
ガサガサに乾いた唇が見えた。口元が、憎々しげに歪んでいる。
「……誰だよ、ソイツ……」
周囲が静かでなければ、聞き取れないほどに、くぐもった声だった。
声は、深い怒りに染まっていた。
「誰だ? なんだ、その男は? ダメだ……お前は、オレのモノなのに!」
男の体に異変が起こる。
両腕が異様に長く伸びて、顎が外れるほどに口が大きく開く。
目がギョロリと赤く光り、ドス黒い色をした瘴気を体中から放つ。
男はどんどん、おぞましい声を上げながらヒトの形から外れていく。
「ひっ!?」
逃げなくては。
あれは、常人がどうにかできるものじゃない!
私は幼馴染くんの服を必死に引っ張った。
「に、逃げよう! は、早く!」
しかし、幼馴染くんに反応はなかった。
見ると、彼も私のように後ろを振り向いて、硬直している。
彼の瞳は白目になっていた。
……これは、まさか。
「た、立ったまま気絶してる……」
幼馴染くん。どうやら恐怖のあまり失神してしまった模様。
……嘘でしょ!? こんな状況で私をひとりにするの!?
「渡さない……お前は、オレの、モノだぁ……」
異形と化した男がゆっくりと迫ってくる。
真っ赤に光る目が、私の体を舐め回すように向けられる。
「ハァ、ハァ……やっぱり、たまらねえなぁ。その顔と体つき……ひと目見た瞬間に、惚れたんだよぉ……他の誰にも、見せるものか。お前の美貌とやらしい体をよぉ!」
男は下卑た顔で、私の胸元や太ももを見ながら、ジュルリと長い舌で口元を舐める。
本能的な忌避感と生理的な嫌悪が私を襲う。
……この感覚、間違いない。
コイツは、私をストーカーしていた男だ!
つまり、これが、ストーカーの生霊!
「どれだけ写真を撮っても無駄だぁ……オレが隠してやる……オレだけ……オレだけがお前を撮り続けてやるぅ!」
男の頭部に突起物が出現する。それはまるでカメラのレンズのようだった。
パシャッと、ソレが何度もフラッシャを瞬かせる。
……撮られている。私の顔や体の隅々が、ネットリと。
「アア、たまらねえ! 若えのにバカデケえ乳や尻つけやがってェ。短けぇスカートでエロい生足見せつけやがってェ。さ、誘ってんだろォ? 顔出しで写真投稿してんのも、本当はやらしい目で見られたいからだろォ?」
「……は?」
何を、言っているんだ、コイツは。
「ハァハァ……ああ、見てるさァ! ずっとオメェのやらしい体をなァ! 欲しい……欲しいんだよォお前がぁ! オレの……オレのモノになれぇええ」
長く伸びる手が私にゆっくりと迫る。
私はその手を……パチンと思いきり払った。
「……ふざけないで」
「ア?」
「ふざけんな! このストーカー野郎!」
恐怖は一転して怒りに変わった。
だって、そうだ。
コイツは……私が真剣にやってきたことを、侮辱した!
身勝手な妄想で、下品な解釈をして、ひとりで盛り上がって……何が「オレのモノになれ」よ!
「私がSNSをやっているのが、人気欲しさだとでも思ってるの!? おいしいもの、役に立つもの、素敵なお店……そういうものが、世の中にはたくさんあるんだって、皆に知って欲しいからだよ!」
確かに顔出しをしているのは、そのほうがアクセス数が増えるからっていう理由もあるけど……それだって、私のレビューが多くの人の目に止まればと思ったから。
素晴らしい美容品のおかげでここまで綺麗になれたって、ちゃんと宣伝したいから。
「世の中には、せっかく素敵なのに、日の目を見ないお店や商品がたくさんある。本当に必要な人に届かないことがある……だからこそ、私たちインフルエンサーが引き合わせるんだよ!」
出会うべくして出会うはずの縁を繋ぎ止めるために。
輝くべきものを輝かせるために。
それが、私にできる人助けだから。
亡くなった祖母は、よく私に言った。
『レン、あんたは優しくて賢い子だ。そういう人ほど、自分のためだけに生きちゃいけない。困っている人や苦しんでいる人たちのために、知恵を使って、手を差し伸べるんだ。あんたなりのやり方でいい。誰かのために人助けができるような、そんな素敵な女性におなり』
おばあちゃんは、強くて賢い人だった。おばあちゃんはいつだって、その胆力と知恵を人のために使っていた。
そんなかっこいいおばあちゃんが大好きだった。
だから……私も、自分なりのやり方で、おばあちゃんみたいに誰かを助けられるような、そんな人間になるんだ!
「なにが生霊よ。ただのイタい妄想野郎じゃない。私はお前なんか怖くない。女の子が脅しで思い通りになると思ったら大間違いよ!」
「こ、このアマァ……調子ニ、乗ルナアアア!!」
激昂から、男がますますおぞましい気を放つ。
「キヒヒヒヒ……欲しいのは、お前の体だけだァ! 奪ってやる! 力ずくでオレのモノにしてやるゥゥゥ!!」
「くっ……」
長い腕が鞭のように伸びて、私に迫る。
偉そうなことを言った手前、情けないけれど、ここは逃げて生き延びなきゃ!
何とか幼馴染くんを連れて……。
「──餓狼拳」
瞬間、目の前で、激しい空気の揺れが起こる。
吹き飛ぶ異形の凶手。
上がる異形の悲鳴。
「……え?」
私は唖然と前を見る。
いつのまにか、気絶していたはずの幼馴染くんが、私を守るように立っていた。
「……ああ、すっかり忘れてたぜ。記憶が朧気だったけど、赤嶺さんがコイツの手を振り払ったところで思い出せたぜ。……そうだった。お前、実体があるんだったな?」
奇妙なことを口にしながら、幼馴染くんは男に近づいてく。
素人目でもわかるほどの覇気を滲ませながら。
先ほどまで白目を剥いていたビビリの少年とは、まるで別人だった。
「ナ、何ダ? お前ハ、イッタイ……」
「ただの腕っ節の強い一般人だ」
そう言って幼馴染くんは、拳を生霊の男に向けて振り下ろす。
重い衝撃音が響き渡る。
「グアアアアアアアア!!!」
「……お前、やっぱり殴れるんだな?」
「ヒッ!?」
「殴れるんだな? なあ、お前……殴れるんだよなア?」
「ヤ、ヤメロ……ク、クルナァ!!」
怯えている。
今度は生霊のほうが。
おぞましい化け物が……人間相手に、恐怖している!
「あ、あなた……いったい何者なの?」
思わず、そんなことを彼に向けて呟いた。
「ん? だから、ただの一般人で……」
「そ、そうじゃなくて! あなた、オバケとか怖いんじゃなかったの!?」
「え? 怖いぞ? だって……拳や蹴りが通じないんだぜ? そりゃ怖いだろ?」
「……は?」
「でも、こんな風に殴れるなら、ちっとも怖くないさ。だって……通じるんだからな、こっちの攻撃が」
「……」
私は開いた口が塞がらなかった。
なに? つまりこの人、実体のない相手ならビビるけど……殴れる相手なら、どんな相手にでも強気に戦えるってこと?
む、無茶苦茶だ!
「下がっていてくれ、赤嶺さん。大丈夫……もう君には、指一本触れさせない」
「え?」
「拳が通じる相手なら、俺の出番だ。俺が、君を守る」
「っ!?」
頼もしい背中がそこにはあった。
思わず「は、はい」と頷いてしまうほどに、貫禄のある佇まいだった。。
……え? なにこの感じ?
何で私、こんなに胸がドキドキしてるの?
「覚悟しな、ストーカー野郎」
「ヒッ……ミギャアアアアアア!!!」
拳の連撃が繰り出される。
目にも止まらない鉄拳の豪雨に、生霊は為す術もなく苦しみ悶えていた。
「……すごい」
私は驚愕するほかなかった。
どうなってるの? あれが、人間の動きなの?
彼は霊能力者じゃない……そう言っていたけど、本当にそうなのだろうか?
実は何か、本人にも知らない秘められた力があるんじゃ……。
「……あれ?」
気のせいだろうか?
彼の両手首に嵌められた数珠が、光を発しているような……。
「ジョ、冗談ジャナイ!! こんな奴に付き合っていられるかァァァ!!」
拳がすり抜ける。
あれほど通じていたパンチが、とつぜん効かなくなったかと思うと……生霊は元の人間の姿に戻って宙に昇っていった。
「っ!? 霊体化しやがったか! 待て! 逃げるな!」
一方的にやられると判断したのか、生霊はどんどん希薄な姿になっていき、この場を離脱しようとする。
しかし……。
【 《紅糸繰》 よ 《生霊》 を 《捕らえよ》 】
紅色に光る無数の糸が、生霊を捕らえた。
「ガッ、ギッ……!」
「間に合った。あとはお前を消すだけだ、生霊」
「あ……」
電信柱の上に、『彼女』は立っていた。
銀色の月を背にして、紅色の糸を操る、白鐘さんが。
「さあ──悪夢を終わらせましょう」
……綺麗だ。
神秘的な光景を前に、私はそんな場違いな感想をいだいた。
【 《生霊》 よ 《この世》 から 《消滅》 せよ 】
「ア……ガッ!」
夜空に響き渡る白鐘さんの不思議な声音。
それが引き金となったかのように、生霊の姿が崩壊していく。
「醜い欲望で膨れ上がった邪悪な生霊よ……宿主諸共、地獄に落ちなさい」
「イ、イヤダァ……イヤダアアア! ……ア、アァ……」
断末魔の叫びを上げて、生霊は煙のように消滅していった。
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