第4話 賢者タイム

ちょっとだけ……。

そう思い、ズボンとパンツを下ろしてオナニーを始めた。


「うっ……」


すぐに出た。

ティッシュも持ってなかったので、そのまま床に垂れてしまった。


「はぁ……」


賢者タイム突入。

終わった後、僕は罪悪感に襲われた。

アミナで自慰したこと。

商品なのに。

店長失格だ。

でも、気持ちえがった。


「あっ、ダメ! お客さん!」


再び奥からアミナの声がした。


「なんだ!?」


あ!

獣人が、一線を越えようとしている。

ここはヘルスプレイ専門店だ。

挿入はご法度!


「キリシトさん! 助けて!」

「はい?」

「早く来て下さい! 私、このままじゃ……」

「は、はいっ!!」


怖い。

強そうな冒険者二人だ。

だけど、行かなきゃ。

僕は慌てて駆け寄ろうとした。


獣人のアレがアミナの秘所に入ってしまう。

アミナの悲鳴が聞こえた。


「お客さん、だめですよ! この店はそういうことは!」


言いながら、僕は獣人にタックルした。

僕は貧弱な体型だし、運動不足なので、当然吹っ飛ばされた。

壁に頭をぶつける。

痛ってぇ……。

意識が飛びそうになる。

でも、なんとか堪える。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る