第6話思考


その一歩を


子供達は待っている


私には遠い一歩


確信の無い遠い一歩


「現実・・・」


何を思い私はこの言葉を呟いたのだろう


ベットに横たわり


テレビを眺め


CDを聴く・・・


夢を見ながら


夢を忘れていく


自分の弱さに踊らされ


人の言葉に踊らされ


自我の覚醒さえも気づかない


「僕を忘れないで・・・」


「私を忘れないで・・・」


いつも心が泣いている


私を想い泣いている


だからいつだって


会話をしよう


私は私と会話をしよう・・・

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