第90話
流石に毎日のように投稿してると前書きに書くことがなくなってくる...
って話題を考えてたら、ペット(犬)が庭でモグラをブチ殺してた。
調べたらアルマジロってヤツだったわ。
ググれば出てくるんですが、アイツらモグラの癖に甲羅あるんですよね...
ってか犬の歯って甲羅貫通すんの?
あ、今回は何というか報告回的な感じです。後書きに長々書いたのでぜひ
――――――――――――――――――――――――
―――剣聖の息子にして懲罰部隊隊長、ライト・スペンサー...今その身を追われている大罪人だよ、彼は。
「はああああぁぁぁ......」
クソデカ溜息を付きながら、何でこう厄介事が舞い込んでくるかな、と思案する。
いや、どちらかというと俺達が厄介事に首を突っ込んだ形になるのだが、流石にこんな事になるとは予測出来なかった。
「...どうすんのよ。これ」
いつもは即断即決な彼女だが、今回ばかりはそうではないらしい。
目を思いっっきり逸らしながら、責任を押し付けるようにそう呟いた。
「.........あー...いや...う~ん...」
ああでもないこうでもないと頭を捻らせているその時、宿屋の扉が開いた。
「―――ひとつ、話を聞いてくれませんか」
振り向くと、例の罪人をその肩で支えているミアが居た。
相変わらず無表情ではあるが、言葉の隅々に真摯さを滲ませている。
「...勿論」
言えない。今彼女が大切そうに支えている彼の事をどう対処しようかと考えていたかなんて、言えない。
「私達を暫く、貴方達の家に泊まらせて頂けませんか」
「......」
「どうか、私達を暫く、貴方達の家に泊まらせて頂けませんか」
「.........あー...いや...う~ん......えっと...そうだなぁ...」
ミアは不思議に思った。
何をこんなに悩んでいるのだろうか、と。
一縷の望みに掛けてこう言ってみたは良いが、そのレベルだ。
断るなら断ればいいし、何をこんなに悩んでいるのだろう、と。
「お願いします」
とは言え、これしか望みがないのは事実だ。
もし断られるようなら、昨日声を掛けてきた男のような貴族に身を売るしかない。
「...............よし、分かった。歓迎するよ」
その言葉に、珍しく驚いたように表情を変えたミアだったが、直ぐに安堵したように目を閉じると、万感の思いを込めて口を開いた。
「ありがとう」
だがしかし、そんなミアとは対照的な表情をする少女が一人。
ビアンカと呼ばれた彼女はカイに対して咎めるような、不安そうな表情をしていた。
〇
ミアと例の少年を家に入れ、彼女たちがやっと休めるよ一息ついているその時。
カイにとってはこれからが本番だった。
「説明して」
そう詰め寄るのは燃えるような赤髪を持つ少女。
その髪色の如き苛烈さはなかったが、彼女の声には少なからず棘がった。
「説明というのは...何故彼女たちを家に入れたか、についてだよね?」
「いいえ、上に報告するかどうかについてよ...ここまでしてしまったら見なかった事には出来ないでしょ」
上――
それは勿論考えたことだ。
上に報告したら、ミアは無事では済まないだろう。多分、ライト・スペンサーに対する人質になる。
たまたま知り合っただけの女の子だが、それでもそんな風になって欲しくなかった。
「見捨てたいわけじゃない...でも、わざわざ命を張るほど?」
そう不安げに言うビアンカの目は、俺の胸に――いや、今は服の下に隠れている魔術陣に釘付けだった。勿論、彼女の言っている事は分かる。
だが、俺だって勿論考えがあって彼女を家に招き入れたのだ。
「上に報告しないと帝国が不利益を被るような情報じゃないだろう、これは」
そう彼女に――いや、自分に言い聞かせるように断言すると、彼女は驚いたように目を見開いた。
「...分かったわ、そういう事にしておきましょう。」
「ありがとう」
――こうして、ライト達は再び寝床となる場所を手に入れたのだった。
〇
――――――――――――――――――――――――
アルマジロが出るほど庭がデカいのかって?
まぁ森に面してるからね、しょうがないね。
...で、報告ですね。ハイ
なんか雰囲気ぶち壊れるからこういうのは後書きじゃなくて近況ノートでやれって思われるかもしれませんが、クソ長い前書きと後書きは1年近く続くこの作品の伝統です(大嘘)
まず、こっから先の展開で少し読者さんのコメントを採用する事にしました。
shadoulさんのコメントですね。いやほんと、いつもコメントありがとうございます。supaisuさんやスノスプさんもほんとありがとうございます。
めちゃくちゃ作者の励みになっておりますので、これからもよろしくお願いいたしますって感じですねほんと。
一度エタりかけたせいでしょう。コメントをくれる読者さんの数もかなり減ってしまいましたが、こうして毎回のようにコメントしてくれる方々のおかげで作者はこれからも頑張れそうです。
勿論毎回ハートをくれる方々の名前も覚えていますよ。
応援が途絶えたら直ぐにわかるので悪しからず()
あと、monngoroidoさんもあざっす。
実はmonngoroidoさんの「先が楽しみなんでどんどん投稿してください」ってコメントがきっかけで投稿再開したんですよね。あのコメントがなかったらガチでエタってたかもしれん。ちなみにリア友だぜ。
ほんで次。
実はこの作品、ちょうどクリスマスが初投稿日なんですよね。確か聖夜なのに一人寂しく小説を書くというクソ状況に自棄にになってストックなし投稿という蛮行をしたのがきっかけでした。
なので、あと少しで1周年になります。
ここ最近は予定がなかったのでとち狂った(作者基準)頻度で投稿してましたが、本来は週一投稿なんですよねコレ。
なので、予定が戻っても週2以上の頻度で投稿していきたいと思います。
冬休みもあるしね。
ってことで、これからもよろしくお願いします!!
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