入学式で___

僕らは靴を履き替え


廊下を歩き、クラスに着いた。


「お!黒板に席張り出されてる!」


とリトがぱ っ と 明るい声で 言い放った。


「ほんとですね、」


と、思わず同意する。


そして黒板の前まで移動した。

すると


「名簿順だな、」


と知らない声が聞こえた。


「えぅっ、」


変な声が少し出たが


「わっ !? 誰 や ー っ、!?」


そう 大声でリトが叫ぶ。

その声で自分の声がかき消された。


彼は大声で叫ぶと、音もなく居なくなり、


「お、お、お、おばけっ!?」


とリトが驚く。


「大声で叫ぶなよ、、、」


と少しぐったりした同世代だと思われる


彼が後ろから現れ、


僕とは、少し制服の違う彼は続けて


「俺は、イレナ・プト。

お前らとクラスメイトで、能力持ちだ。」


と少し恥ずかしそうに目を逸らしながら

自己紹介をした。

そして、人見知り だ 。 とも 言った。


「イレっちね!

あーしは、リト・メアン!」


とぱっと明るい声で話す、


「僕は、メル・エドラ。

メルとかよんで。」


そうリトの後ろから付け加えた。


「ん、知ってる 。

というかイレっちって、?」


「んーと!

イレナからイレをとってイレっち!」


そうにぱっと満面な笑みで答える。


「、、、その言い方 、やめろ、よ、、、?」


僕の制服と少し違う首に巻いた布を

くいっと口元まで持って言って呟いた。


「あれ~照れてるの~?レイっちさ~ん ?」


ニヤニヤとした表情でリトは話しかける


「違う、!断じてそんな事はぁッ、、、!」


耳まで真っ赤にしたレイナが怒る。


「あ~怖いな~!w」


話していると授業前の鐘が鳴った。


そしてアナウンスが流れる。


「新入生は、特別館へお集まりください」


みんなが名前順で並び学年全体で


動く。


この学園はこの国の形に沿って造られていて


この学園の生徒が国の中を


理解出来るようになっている。


ゲートを通り体育館の入口まで移動して、


特別館は大きく、体育館と同じ大きさだが


倉庫などのスペースがないせいなのか


大きく感じる。


「新入生登場。」


列が前に進み、歩を進める。


____________________



「新入生代表の話。」


司会の先生がそういうと


1人の生徒が前に立った。


「皆さんこんにちは。」


その一言を彼が読んだ。


周りがざわめいた。


「私の名前は『端翔 端采』です。」


そう言い放った。


その後も、彼女は良く通る声で


話し続けた。


____________________



「ふう、終わった、」


そう 、僕らは、席に着いた。


「だな、」


そうイレナが言う。


次の瞬間


「よ ~ し、 皆いるか~?」


そう言いながら入ってきた教師、、、



「「「っ て !? ええ ぇ ぇ !?!?」」」

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僕が少し大変そうな地球に産まれた話。 からみちきん @karamitikinn

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