『またまた、新製品』 ファイヴ 『都市防御バリヤー』
某CEO
『みなさま、このたび、発売いたしますのは、都市防御バリヤーシステムです。この小さな、ビールビン1ダース箱ひとつくらいの大きさのシステムで、約5キロメートル範囲内を完全防御いたします。す、いや。数を増やすほど、防御範囲、防御力は拡大します。しかも、無線でお互いがつながり、防御しあいます。一般兵器なら、大体、10回程度の攻撃をしのげます。核兵器ならば、威力にもよりますが、10メガトン以下なら二回分。それ以上なら、30メガトンまでなら、無傷で一回は防御しますが、多少、ブレはあり得ます。もちろん、放射線も、防御します。まあ、ミニ・スタート・レッククラスですな。一個、2億ドリムです。100億ドリム以上する戦闘機、10億ドリムの戦車からしたら、非常にお買い得です。お疑いの向きもあろうかと思いますが、来週金曜日に、わが社の大西洋実験場で、デモをいたします。マスコミ、北南西東、人類以外、どちらの政府関係のかたも歓迎ですが、ちゃんと、予約してください。ただし、機械の中を調べようとしたら、自己溶解します。なお、当日、核兵器は、都合により使えませんれすから。スコスコ。』
🚀
劇的な、デモンストレーションのあと…………
某大統領
『二個あれば良い。政府庁舎と、軍の施設をカバーすればそれでよい。そうすれば、あとから、国民を守ることができる。』
某首相
『予算は、どのくらい、とれるね? なに? 100億ドリム? うむ。盛名くん、いまは、まずは、反撃システムぞ。野党もうるさいしな、また、次年度だ。首都圏を中心に、防衛せよ。あとは、基地周辺だ。いたしかたない。次期政権がとれたら、また、追加しよう。なに? ウルトラ財団が自前で調達するとな? ………ちょっと、大蔵大臣を呼びたまえ。』
某第1議長
『我が国は、小さい。何個いる? 10こか。となりの分も買って、恩を売ろう。』
某ごき大将
『取りあえず、高いから、わが基地分だけで良い。地球スコ~ピオン産業は、いまいち信じにくいしなごき。うん? まあ、まあ、やましんさんが、喜ぶだろごき。人間なんて、みんな、じこ虫だからごき。われわれには、そもそも、そんなもの必要ないがごき。ごきごきごきごきごき。』
🤯
きりがないため、これで、おしまいです。
またいつか!
『ぞくぞく 新製品 』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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