奴隷商人もイケてるね

主人公の職業は「勇者」、「大賢者」、「魔帝」、それに他の小説ではあまり例がない「奴隷商人」(後に「鬼畜王」が加わる)。
職業だけですでにインフレ状態ですが、それだけの能力があれば当然無双してしまいます。
そして、本人の思惑とは裏腹に、なしくずしにハーレム状態になってしまうけど、呪いのせいでEDになってしまう。
後半はED解呪のアイテム探しのついでに他の国を改革。いつしか「奴隷商人」は嫌悪の対象から民衆のあこがれの職業に変化していきます。
最後は表題にもどって、見事にオチがつきました。
アフターストーリーでは、気になるあの娘、気になるあの魔物にもしっかり心配りがされています。
「奴隷商人」という一本筋のとおった展開は素敵でした。