12月26日 年内最後の学校
本日が年内最後の授業となった。
あっという間に2022年の授業が終わるとなると。やはり光陰矢の如しといえるものがある。そして、ここ数年になって一年が短く感じるようになってきてしまった。これも老化のせいなのだろうか。ラーメンを食べながら学舎が変わってから送ってきた生活を振り返ってみた。
京都駅から若干遠いものの、少し苦労すれば何でもすれば駅前ビルにたどり着く微妙な距離感に感動していたのと同時に、静かな学舎のもとで研究生活が送れると確信していた。しかし、実際にこうして過ごしているとなかなか誘惑が多い場所であったことに今さらながら気づかされた。まあ、そうでもないと駅ビルのラーメン屋ですするような日々を送らなかっただろうし、一番くじを大量にひくことはなかっただろう。
ただあそこの学舎は無限の可能性があると確信している。その理由はいくつかあるが、何より博物館や寺院などの近くに立地しているからである。歴史系を学ぶものにとって、研究内容について思案する場所として恵まれ過ぎた場所なのである。少なくとも私はそう思う。院生の先輩も恵まれ過ぎていると言ったぐらいだから、「少なくとも」と冠詞にすることは自意見を過小評価しているのかもしれないが。
院生と深くつながった一年間であったが、特に博士課程の院生との会話が多かった。その人は考古が専門の人であったが、色んな面で指導をしてくださった方だったので、印象深い人であった。その方は、今年受けた専門書の採用試験で見事に合格されてそちらの仕事に就く予定だそうなので、今年でお別れとなる。実に貴重なお話の時間をいただいた。そして、その方は私に他ジャンルに興味を持つ大切さを教えてくださったので、本当に頭が下がる思いが募っている。
このご縁を一生忘れてはならぬと心構えた。
憶念日記 You大ニキ @YoudaiNiki
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