第5話

 やっと帰れた、今は13時か。昼食を食べないとだけど、一旦疲れたから寝たい。


 はー。毎日これなのかな。やだな〜。



◇◇◇◇◇



 ん〜。どうしようかしらね。既成事実か。取り敢えず、狙える機会を探したいな。じゃあ監視カメラの映像でも見ようかしらね。



〜〜〜〜〜



 ん。お、重い。なんだ。


 がちゃ


 ベルトの音!?


「お、おい。え!由花。なんでここにいるんだ。ていうか、なんだよこの状態!」


 そう、幼馴染キャラの中崎由花が裸体で俺の服を脱がそうとしていたからである。


「なんでいるかなんて開けたからに決まってるでしょ。」


「おまえは合鍵を持ってないはずだろ!」


「それは買ったからね。」


「いつ、鍵の番号知って、買ったんだよ!」


「んー。高1の時には知って買ってたからな。」


 意味がわからない。どうなってんだよ。


「って言うか。続きをやろうとするな!」


「チッ」


「舌打ちするんじゃねえよ。」


「じゃあ、これでも見なさいよ。」


「おい、それh...。」


「これのこと知ってるの?なんでかな。じゃあ、いろんなこと聞いてから既成事実を作ろうかしら。」


 由花は健人の目の前で手を振り始めた。


「本当に何も反応しなさそうね。じゃあ、これは何か分かる?」


「催眠アプリ。」


「本当に知ってるのね。次は、何でダイエットを始めたの?」


「動きにくいから。」


「ん?体型なんて気にする人だったかしら?」



「まあ、考えても分からないか。下手に催眠が切れたらやだから、もうやっちゃおうかな。」

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