第3話

 何があったのかしら?突然ダイエットをし始まるなんて。友達と遊んだり宿題をしないといけないから、ずっと見ているわけではないけど不自然ね。


 まあ、早く痩せて私の彼氏になって。



〜〜〜〜〜



 二学期になりました。始業式です。


 だいぶ、痩せてシュッとした見た目になりました。


 前世の見た目に近づいたなら良かったけど。骨格は違うのだから全然違う顔だし、肉割れはして、皮下脂肪はどう足掻いても削りきれなかった。あともう少しだった気がするけど。俺としてはやっぱり前世の顔の方が好きかな。若干愛嬌の感じる顔だったし。まあ、いいや。



◇◇◇◇◇



 だいぶ、痩せたわね。さすがのかっこよさ。どう彼氏になってもらおうかしら。催眠アプリは最終手段にしたいところではあるけど。



◇◇◇◇◇



 日本に夏から帰ってきたけどあんなイケメン初めてみた。どうやったらチャンスを作れるかしら。



◇◇◇◇◇



 誰!?あんな人学校にいたかしら。転校生は二人もいるなんて噂聞いてない。噂で聞いた人も女性って聞いてたけど。


「ねえねえ、美咲。あんなイケメンな人学校にいたっけ?」


「い、いなかったはずだけど。そ、そうね、あんなにかっこいい人がいたら噂にでもなりそうなものだけど。」


「あんなにイケメンで性格も良かったら付き合いたいけどね。競争率が高くて無理だよ。美咲ならいけるんじゃない?でも、噂の転校生もハーフで美人らしいからね。どっちの方が美人かは気になるな。」


「そう?そんなことよりよく転入できたなってことの方が気になるけど。」


「確かに!」



◇◇◇◇◇



 いろんな人に見られてる気はするけど、まあいいか。ああ、始業式めんどくさいな。



〜〜〜〜〜



「あのイケメンここのクラスだったの!?」


 ん?俺。そんな超イケメンだった記憶はないけど。


 はー。めんどくさいな。


 そして、時間が経ち、始業式は終わった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る