第4話 村

俺たちは声の聞こえるほうに向かって歩いていた

「ねえ。あそこ!」

とロメリーが言った

「ほんとだ」

そこには壊れかけのレンガで作られた家が複数あった。廃村かな?

「行ってみよう」


俺たちが家の方向に行くと

「トマレ!」

「ニンゲンダ!コロセ!」

「コロセ!」

「コロセコロセ!」

と、ゴブリンが言ってきた


「いや、あっていきなり殺せってなんだよ。俺たちはちょっと覗きに来ただけだ。何も危害を加えないから何があったか話を聞かせてくれないか?力になれるかもしれない」

「タスケテクレルノカ?」

「話を聞いてからだ」

「フクシュウスル」

「誰にだ?」

「イエ、コワシタ、ニンゲン」

なるほど。だから襲ってきたのか

「どうして壊されたんだ?」

「シラナイ。デモムラノハンブン、シンダ」

「なるほど」

ちょうどいい。ちょうど俺たちも復讐しようと思ってたからな。

好都合だ


「俺たちと手を組まないか?」

「オマエニンゲン」

「俺たちは訳があってほかの人間に復讐心を持ってるんだ。いいだろ?」

「ワカッタ」

そして俺たちは握手をした


「コッチニキテクレ」

「わかった」


そして俺たちは村の中で一番よさそうな家に案内された

「ゾクチョウサマハイリマス」

「ハイレ」


「おじゃましま~す」

「おじゃまします」

「コノモノタチハ……」

そういって俺たちのことを話す



「ナルホドイイダロウ」


「ねえ。私このゴブリンたち回復してもいいかしら?」

「デキルノカ」

「ええ。私はそのせいでいじめられたけどね」


「アンナイスル」

「頼んだわ」


さて俺は何しよう。俺することないしな


そうだ。ゴブリンのための復讐計画でも練るか。俺も協力したいし


「あなたたちのための復讐計画を作ります。戦闘面に詳しいゴブリンはいますか?」

「シンデイッタ」

「すいません。」

「アヤマルコトジャナイ」

「ありがとう。じゃあ俺が作戦を練るから許可をしてくれ。」

「ワカッタ」


さてどういう作戦にしようか


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