第4話今考えたら
「すぅ…すぅ…」
僕の隣で美玖奈さんが寝ている。
綺麗な顔つきだなと改めて思ってしまう
けど、今考えたら、なんで綺麗なお姉さんと、みんなが憧れるお姉さんと僕は一緒に寝ているのだろう。
いいのか?
背徳感がすごいけど、それが…
…何言ってんだかなぁ〜はぁ
「オイ…」
「ん?サキ…?」
サキとはあの黒猫の名前
「…俺、部屋でてった方がいいか?」
「どういう意味だよ!」
「おい…!でかい声…」
「うぅーん、ん…」
肉付きがいい体を揺らす美玖奈さん…
「………エロいな…」
「猫が人間に興味もつなよ…」
僕は自分を含めみんなに眠気を誘う魔法をかけた。
こういう時に魔法は便利である。
朝だ
美玖奈さんは…帰ってしまったようだ。
なんだか、寂しい
寝不足気味の体を無理やり起こす。
サキはまだ寝ている。
朝ごはんをすませ
サキのお皿にも缶詰をだし。
家を後にする。
大学に着いた
今日は早めに来れた
「ああ!石束くぅん!今日早いね!」
「えらいよぉー」
同級生の女子たちになんか褒められる
「ん?寝癖やばいよ?」
寝癖?
「わあ!忘れてた!直すの!」
「あはっ!かわいい〜」
「ちょっとカメラ構えるのやめて」
「ちょっ、ちょっと直してくる」
女子とはこんな感じ
それより前髪忘れてた。昨日の衝撃な出来事のせいで…人のせいはダメか
「よお、"光"!」
「よお、輝光」
こいつは輝光名前に「光」が入ってるから仲良くなった感じだ。
出会いは…そうだな
「石束 光」
「はい!」
「佐野 輝光」
「はい!」
「なんだ?そこらへんピカピカしてるなぁ。ははは!」
「え…」 「え。」
同じような反応をした。
そこから、なんだか意識し始めて。
ある時
「よーし!じゃあ、隣と意見を交流してくれー」
隣…となり
その時隣だったのが輝光である
「ガチ一時限目に必修入れんのやめてほしいんだけど。」
「たしかに、今、寝不足で眠いから大変だぜ」
「なんかあったの?寝不足なんて珍しい」
「あ、えーと…大したことない」
とてもデカイ出来事である
そして昨日を思い出すと…あそこが…
ああ!雑念が!
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます