第4話 ダイエットを成功させる考え方
第三章
本章は、ここまで色々と書いてきた事をまとめた上で、ダイエット成功への道筋を描いていきたいと、思います。
まずは、具体的な考え方ですが、その第一歩は、自分の食習慣が適正な範囲に収まぬるのかを確認してみるべきてす。更にもう一歩踏み込んで具体的にいきましょう。誰でも、何時でも出来るのは、朝食なり昼食なり夕食なりが、それぞれ「一人前(成長期に必要な量では無く成長しきった大人の)」なのかを意識する事です(間食等論外)。たとえば、唐揚げ弁当の類に入っている唐揚げは一口大のものが5個の場合がほとんどですから、この場合の一人前は、多分、5個となります。それ以上は過食と考えるべきです。同様に、ファストフードの一人前は、ハンバーガーなら1個です。2個のハンバーガーを含んだ〇〇セットの類は私の知る限りではありますが無いからです。
また、そこまでは説得力はないかもしれませんが、一般的な一つの指標としては、スーパー等で売られている常温保存可能な「レトルト御飯?」の標準量は、200グラムとなりますから、おそらくは、これが平均的な体格の方の「一人前」でしょう(自分は高身長な男性なんだからと、勝手に判断して300グラムの大盛を選んではいけませんよ)。
その200グラムの御飯を丁度美味しく食べらきれる副食等がセットで一人前を構成するといい感じと、なります。
勿論、男女を問わず、小柄な方であれば更に少ないバージョンもありますので、ご自身の体格を前提にご検討下さい。
その他にも例えば、乾麺であれば、それが饂飩であろうが素麺だろうが、一人前は100グラムとなりますし、レトルトのカレーやインスタントラーメンの類も1個が一人前となります。
当然、コンビニ弁当の類も1個が一人前ですから(当然、大盛を除く)、それにプラスしておにぎりや小さいカップ麺(ましてや標準サイズは論外)や菓子パン、調理パンを追加したりするのは、全てアウトです。
但し、ある日突然「この場合の一人前とは、どれほどの物か」を正確に認識出来るほど簡単ではありません。すんなりと実践出来る事は、まずないでしょう。人の心は、たとえ、その事が正しいと認めたとしても、直ちに受け入れるようには、多分なっていないからです(つまり、少なくとも人は理屈だけでは動きださない)。
なので、少しずつ、たとえば、昼食だけでも挑戦してみる。或いは、最初の数ヶ月間は、職場なり、コンビニ等で太っている人、スマートな方がそれぞれどんな食事を摂っているかを観察するだけでも、充分かもしれません。もっとも、男女を問わず「そんだけデブってて、そんな小量の昼食なの?」と、訊きたくなる方もいます。「ランチの量=体重」ではないので、騙されてはいけないのですが…。
食事や食習慣に関して、更に言うべき事は多々あるのですが、煩雑にもなり、本文章の主題が霞んでいかざるを得なくなるので別途、申し上げたいと考えます(不充分かもしれませんが、補論をご参照下さい)。まずは、一人前を意識して下さい。その意識がもし妥当であれば、少しずつ痩せていくでしょうし、不充分であれば、体重に大きな変化は無いはずですから、その時点での自分の一人前の感覚もまだ多過ぎると、言う事になってしまいます。当然、再考が求められていきます(感覚的には、「一人前って、こんなに少ないのか~」と、嫌になってしまうはずです。結果、「ダイエットは無理」と、なり勝ちですが、ここが勝負所です)。
で、ここまで、ダイエットの両輪と言われる場合が多い運動について全く触れていませんが、その最大の理由は、食べ過ぎを断ち切ればかなりの減量効果があることと、人は、何もかもを一斉に変わるべき存在では無いからです。
しかしながら、完全に無視も出来ないかもしれません。私がした事を一例として書いて、話しを誤魔化したいと、思います。具体的には、歩く事です(本格的なウォーキングでは無く、要は散歩)。毎日、意図的に日常生活とは別に三十分歩きましょう。あらゆる運動の中で、より多くの方が、簡単に出来るからです。さしたる効果は実感出来ないでしょうが、そもそも、デブにとっては、それが何であれ運動は命に関わり危険だからです。つまり、この段階では、体を動かす為に時間を割く事、つまりは、当たり前の習慣にする事こそが重要になってきます。と、言う事は、日常生活の中でも階段が選べるのであれば、エスカレーターは利用しない。近所のコンビニ等に行くのも当然、歩いていって当たり前と、なってきます。
で、ある程度、食習慣が常識化した後に、運動を考えましょう。中学時代等にやった事があったり、身近に、たとえば、温水プールがあるのであれば、利用してみる。或いは、知人友人がしている事等も含めて検討して下さい。但し、痩せる手段としての効率性で選ぶのは止めた方が良いと、思います。何故か。運動をする事は、体重云々は脇に置いた上で、人がより健康的に生きて行く為には、必須条件だからです。更に言い方を換えれば、減量効果云々ではなく、健康である為には運動習慣を持つ事にこそに意味があるからです。
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