第31話  ある歌と映画のお話

 昭和の歌謡曲についてぼーっと考えていたら、結構えぐい歌詞の作品があるな、と思った。

 いきなり曲の最初に「うらみます」で始まる曲とか、歌詞の内容が、駆け落ちの話だったりと結構えぐいなと思っていると村田英雄さんの「無法松の一生」っていう歌の歌詞が気になった。

 

 歌詞を書くとまずいと思うので、ざっくり説明する。

 

 ある男の話なんだが現代風に説明すると


 昨夜、梅田駅から新大阪駅に向かう改札にて、住所不定、無職、自称料理人の男が金属探知機に反応したため、駅員が調査したところ本人の持ち物の中に。白い布にまかれた包丁が見つかり、警察に連絡をし、署において事情聴取をしたところ「料理修行に行く途中」との供述があり、彼の働いていた職場に確認したところ、店主の話では、末の娘との交際を許さなかった為、出ていったとの証言もあり、警察は何か行動に別の意味もある可能性もあるとみて、取り調べを続けるとの発表がありました。 


 逮捕云々は、冗談なのだが、その男の状況が、今だと明らかに怪しいので、これはちょっとあかんな、と思い同名の映画の方のあらすじを読んだら、もっとしんどい内容だった。

 でも映画のあらすじを読んだところで、既視感きしかんを感じた。


 これって「はいからさんが通る」に似てるなというのが、第一印象だった。気のせいだということにしておこう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る