第19話 日向 これをなんとよみますか? 

 最も多いものは「ひゅうが」でしょう。次あたりに「ひなた」が来るかな?でも私はこの日向は『ひむか』と読みたい。別に焼酎が好きなわけではないが、この字とこの土地の位置関係からそう読むのが適当なのだろうと思っている。


 「日向ひゅうが」との違いはこれは日本語の音便おんびん系の互換の変化だと思っています。

 音便系には子音(m、k、hなんか)の省略形である「イ音便」「ウ音便」。

 飛んで(元々は≪『飛びて』)や混んで(元は『混みて』)などの字を「ん」に変換   する「撥音便はつおんびん」。

 去って(元々は『去りて』)、取って(元々は『取りて』)などの小さい「っ」に変換される「促音便≪そくおんびん≫というものがあります。

 上記の「ひゅうが」は「ひむか」のウ音便であるとするのが妥当でしょう。


 また「日向ひなた」はなにかよく考えると、現象として日の光が向いている所というのが語源であろうと考えるのが妥当に思われます。


 なぜ私が「日向ひむか」を提唱するかというとものは「ひゅうが」でしょう。次あたりに「ひなた」が来るかな?でも私はこの日向は『ひむか』と読みたい。別に焼酎が好きなわけではないが、この字とこの土地の位置関係からそう読むのが適当なのだろうと思っている。


 「日向ひゅうが」との違いはこれは日本語の音便おんびん系の互換の変化だと思っています。

 音便系には子音(m、k、hなんか)の省略形である「イ音便」「ウ音便」。

 飛んで(元々は≪『飛びて』)や混んで(元は『混みて』)などの字を「ん」に変換   する「撥音便はつおんびん」。

 去って(元々は『去りて』)、取って(元々は『取りて』)などの小さい「っ」に変換される「促音便≪そくおんびん≫というものがあります。

 上記の「ひゅうが」は「ひむか」のウ音便であるとするのが妥当でしょう。


 また「日向ひなた」はなにかよく考えると、現象として日の光が向いている所というのが語源であろうと考えるのが妥当に思われます。


 なぜ私が「日向ひむか」を提唱するかというと元々は「日本書紀」における「日に向ける方」という言葉なのですが、実はこの言葉には対になる言葉と国名があります。「常陸ひたち」です。常陸(今の茨城)には日立製作所がありますが、あれは元々、日立という地名からとったものです。また旧国名でも、奈良時代以降の律令制度によって名前が変わったもの、字の変わったものが存在します。

日立市から現在の宮崎県にある「宮崎神宮」まで直線を引くと近畿のあたりで奈良県を通過します。もし奈良にいた人が日の上ってくる方向を「日立ひたち」、日の沈む方を「日向ひむかと呼んだとするなら、この関係性は成り立ちます。

 最もそこにあった「ひむか」の語源はもっと昔の天皇(景行天皇だったかな)の話を書いていますが、別のところで、古事記と日本書紀の不自然さについて述べていますので単純に奈良に都のあったことを知る人が後付けで書いたというのが正しい気がします。


 まあたわごとですし、こんな説を言っているなくらいに覚えておいていただけたら幸いです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る