ゆらぐ風

冷え切る街に手を振って

指袖に入れて冬を待つ


平たい氷に息かけて

気泡の流れの後を追う


一本の木が、すぐ目の前に。


草が両側覆う道、

強い光を反射する。


僕らは歩まずただ見てる。

左を向けば頬に風。


世界は3秒しかない。

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