第6話 ガン消しの思い出

僕が幼少の頃は、キン肉マンの消しゴムやSDガンダムの消しゴムを集めるのが流行っていましたね。僕も余剰資金が出来るとキン消しからガン消しを漏れなく買っていましたね。小6の頃、栄光ゼミナールに通っていた時のエピソードを思い出しました。

進学1の同じクラスの奴に重度のガンオタが居ました。読書感想文の宿題にZガンダムの小説を臆する事もなく選んでいました。小学生なのによくあの読みづらい小説を読んだものだと感心します。僕なんてズッコケ三人組を読むのが精一杯な位に活字を読むのが苦手でした。

その彼が僕に「ギャンのガン消しを持っていないか?持っていたら6千円で購入する。」と言ってきました。確か兄と集めていた中にギャンがあったのを思い出して兄に彼の事を話しました。僕は6千円で買取ってくれると嬉々として兄に話しましたが、兄は「それは可哀想じゃないか?」と言いました。

それで考えた挙句、パーフェクトガンダムのガン消しと交換するという結論に至りました。パーフェクトガンダムとの交換を彼に話したら喜んで交換する事になりました。

ギャンのガン消しってそんなに良いモノだったのだろうか?肌色のギャンとツヤあり緑色のパーフェクトガンダムの交換は失敗だったかな?

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