第2話

自宅に戻ってからも奏多から電話がかかってくる。

ピンポーン

その時インターホンが鳴った。

もしかして奏多。下で話声が聞こえる

『美優、入るよ』

お姉ちゃんが入ってくるなり

『美優、あんた奏多と喧嘩した?物凄い顔して来てるけど』

お姉ちゃんは、首を傾げながら聞いてきた。

『お姉ちゃん、ごめん。会いたくないって言って』

今は、奏多に会いたくない。

『分かった。珍しいね、あんた達が喧嘩するなんてさ』

そう言ってお姉ちゃんは、下に降りて言った。

私は、部屋で疼くまることしか出来ず涙が止まらなかった。

本当に私奏多に嫌われたのかな

別れたくない、凄く奏多のこと好きなのに

一睡も出来ずに朝を迎えてしまった

『うわ、酷い顔』

鏡を見ると目が腫れている自分が映っていた。

学校行きたくない、奏多とは、学校は別でけどいつも一緒に電車通学をしている。奏多と鉢合わせしたくなくて早めに学校に来てしまった。

逃げてばかり居ても仕方ないのに

『美優おはよー』

今声をかけてきたのは、中学から一緒の真理だった。

『真理』

『え、酷い顔してんだけど何かあった?』

『うっ…真理ー』

真理の顔を見た途端また、涙が止まらなくなってしまった。

『えっ…ちょっ美優、なんで泣いて、美優ちょっと来な』

私は、真理に腕を引っ張られて校舎裏に連れて来られた。

『で、何があったの?』

『昨日私誕生日だったでしょ』

『そうだよ、だから私プレゼント渡そうと思ってたのに』

そう言って真理は、バックの中からプレゼントを取り出した。

『ありがとう、真理』

『で、何があったの』

『実は…』私は、昨日の出来事を真理に話た。

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