暇のラジオ
たたたったたたたたたた....
ばばばっ...じじじじじ.....。
「ん、ラジオ有るな?」
「お、レアですね。」
「ちょっと聞いてくか」
「休憩がてらにそうしましょうか。」
いい感じの木の下で停車、
シートを敷いて力を抜く。
じじじ....。
{..
多分次の国のラジオだ。
「きたきた!」
{続いては!お便りのコーナーです!早速行きましょう!えー、ラジオネーム...[
《ありがとうございます!》
{最近飼ったモンスターがやんちゃになってきました、しつけの方法が分かりません!というお便り...。私もモンスター飼ってますけどね〜...中々に大人しい子だったんで特にやってないんですよねぇ〜}
《いやぁ、モンスター飼うのは夢ありますよね(笑)。大きくなる子なら上に乗って街を歩きたいっての有りますね....でもそういうの程しつけが大変そうですね》
{あ〜私のはもっと小さい感じだったので、そういうモンですかねぇ...。さて、答えられるとしたら....オヤツでしつけするのは全然アリかと。}
《と言うと?》
{いいことする度にオヤツを与えて、刷り込ませるんです。割とベタですが....これをやってみれば大抵は大丈夫ですよ!それと、喜んであげる事がミソです!意外と表情とかで褒められているっていうのが分かるそうですよ。}
《ほうほう...草男さん!是非使って見てください!》
「モンスター飼うねぇ....ルアならどんなのがいい?」
「強いて言うなら....。ドラゴンでしょうか....?やっぱりなんか....かっこいいじゃないですか!!」
「そうか〜」
.....。
「..........なんか無いんですか?」
「ナイヨー」
{はーい....!次のお便りです!}
《ホイ来た!》
{[
《お便りありがとうございます!クジ形式なのに、緑なラジオネーム多いですね〜!》
{そうですね!何かいい事あるかもですねぇ。さて、内容は....最近公園の周りの子供達が
《騒音問題、良く新聞で有りますよね〜》
{まさかここで取り上げるとは!さてさて、子供が五月蝿いって事ですが...どうなんでしょう?}
《子供は確かに五月蝿いですけど...五月蝿くないと自分は逆に心配ですね!》
{あぁ〜いつの間にか一人になってる!みたいな...孤独?ですかねそんな錯覚に陥りますよねぇ}
《五月蝿いと言って、排除したら子供達は何処で遊べばいいんでしょうかね〜。トランプですかねぇ。でも僕はよく、外で遊びなさい!って怒られた事ありますね〜。》
{言わずと知れた生粋のインドア人間ですからねぇ....今産まれていたら...。}
《うん、今産まれたかった〜(笑)、まぁお陰様で身長を得ましたけどね》
{そういう秘密でしたか!はい、まぁ、そのうちね...人は静かになるんで、気長に待つのが吉ですね!ではこんなもんでしょうか?はい!以上!お便りコーナーでした!}
《お便り、リクエストは〒○○☆-□✕☆♡です!》
{お次はお天気コーナーです!}
「夜中に騒いでいるヒトはなんなんでしょうね。」
「静かになるよその内」
今日、明日の天気は快晴らしい。
ラジオを切り、シートを畳んで、
小人のようなトラックに乗り込み、
二人は国へと(車に足は無いが)歩を進めた。
KEEP-OUT!!
DANGER!!!
JUST-A-WAY!
国は閉鎖されていた。
理由を尋ねると.....。
モフモフの大型モンスターが外に居る人間を
見境無く喰い殺しているらしい。
二人は入国を諦めた。
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