第2 僕(自分)


僕の名前は 田中 はじめ


2020年にとある田舎で生まれた。

日本では少子化が進み子供が少ない時代でもあった。


それにコロナウイルスのせいで四六時中マスクをつけていた。


幼少期は友達を作るのにも苦労した。


僕の性格上、引っ込み思案のびびり根暗なため


親友と呼べる人はいない。


僕は生まれつき並行世界(パラレルワールド)を視ることができた。

 

ある種の特殊能力だ。


最初両親に話をしても信じてもらえず、精神科によく連れて行かされたものだ。

予知能力といってもいいだろう。


今は20歳、京都○○大学を辞めて契約社員で会社員として働いている。


核戦争が起きることが予知できても、まだ幼かった僕には

どうすることもできなかった。


予知ができるのは数秒、数分、数年、数十年、数百年、数千年単位だ。


現実世界と並行世界は常に同じように動き続けて

人一人、国の小さな選択で大きく未来が変わっていってしまうからだ。


まさにバタフライエフェクトで現在がある。


そんな予知能力をもつただの会社員だった。

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