第3話 とりあえず名前決まった
「おぎゃーおぎゃーぁ!」
茶髪の女性と赤髪の男性が、生まれたばかりの俺をのぞき込んでいる。
「シルク、よくやった! 元気な男の子が生まれたぞ!」
赤髪の男性が言った。たぶんこの人今世の父親だな。
「よかったです。名前は何にしましょう」
茶髪の、シルクと呼ばれた女性(おそらく母親)が優しく微笑んだ。
「そうだな、れいあん……レイアだ!」
なるほど、髪が漆黒で目が赤いから
……かっこいい!!!!
「お前のパパのマルクスだぞー。こっちはシルク、ママだ。かわいいママで幸せだなー!」
「ふふっ」
なるほど、マルクスはシルク大好き人間なのか。
でもネーミングセンスよき!
レイアかぁ…かっけえ…
―――かくして、破火炉錬の転生体レイアが誕生したのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます