5、6、7日目

5日目

油揚げを持って出勤。

神田さんの後ろに陣取って油揚げを袋から出すと、首巻が自立した。

大変おもしろかった。

大慌ての神田さんには申し訳ない。それでも首巻が落ち着いた後は悠々と眠っていた。周りの人も全く気にする様子はなかったので、問題はないだろう。

ただ、袋に直したはずの油揚げがなくなっていた。代わりに折り畳まれた茶色のハンカチがはいっていた。

味噌汁はまた明日にする。

K.Sと刺繍されたハンカチをどうしよう。


6日目

岡山の実家から留守電が入っていた。

休日出勤で電話が取れず。

いつもの通り、帰ってきて欲しいと言う気持ちがわかりやすい話だった。父が骨折して杖をつくようになってから母も弱気になっているらしい。そろそろ畑も手放す頃かもしれない。そうなったら年老いた両親はどこで暮らすのだろうか。暮らしの変化についていけるのだろうか。


7日目 日曜日

近くの公園で日光浴した。

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