第23話 聖女様はわからせた?

 私は由良くんに怒られたにも関わらず嫉妬が止められなくてまた小林さんを呼んでしまいました……。



 彼女は何でまたここに呼ばれたのかオロオロしていますが、まさかこれから私と由良くんの熱いキスを見せつけられるとは思っても見ないでしょうね。



 由良くんは私とのキスを意外とすんなり受け入れてくれました。



 由良くんにセックスフレンドを解消されてしまったのは妊娠はダメだからという理由だったので、お願いすればキスなら受け入れてくれる可能性があると思ってはいましたが…。




 もう少し何か言われると思っていたのであんなにキスしたそうな顔をしてくれてすごく嬉しかったです…。




 小林さんに私と由良くんの行為を見せつけたいという思いもありました。

 ですがそれだけではなく……。




 正直私はもうハグだけでは満足できませんでしたっ。

 由良くんの匂いに包まれてぎゅーってされるのはとても幸せで興奮しますが…。




 私は由良くんともっと激しいエッチなことをしていたのに、2ヶ月も由良くんとエッチなことしてないんです…。

 欲求不満にもなります…。

 だから……。

 エッチをしてくれないならせめて……。

 せめてキスくらいしたかったんです……!




 私の溜まりに溜まった性欲を全部キスとハグに込めて由良くんに何分間も夢中になってしまいました。




 えっちな雰囲気とえっちなキスの気持ちよさに声を抑えることができませんでした…。




 気づいた時には私も由良くんも、ぽーっとしてしまっていて、お互い情欲の籠もった潤んだ瞳から目を逸らすことが出来ません。




 えっちはしてくれないと言う制限の中で、由良くんを誘惑してエッチな気分にさせて、エッチな雰囲気にするのがたまらないです。




 こう言うのを焦らしプレイっていうんでしょうか……。

 私しか目に入らなくなるくらいドロドロに包み込んであげたくなります……。

 由良くんが我慢できなくなって私とエッチしたくなるくらいに……。




 そう言えば由良くんとのキスに夢中になり過ぎて小林さんの存在を忘れていました……。

 見てみれば彼女はこちらをしっかりと見てくれていた様です。

 なんだか腰をモジモジとしていますが気のせいでしょう……。


 ふふっ。ふふふっ。

 流石に彼女もわかったでしょう。

 私と由良くんの間にあなたの入る余地なんてないと……。



 私は濡れた唇をぺろりと舐めて由良くんとの大人のキスの余韻に浸ることにしました。








 side???


「私が由良くんに……ブツブツ……そしたら御園さん………

ブツブツ………ふふっ…」







〜〜〜


新作書きました。


聖女様が義妹になったので家に居づらいです〜実は美少女な地味子の家にお邪魔します


雰囲気えっちな感じは2章か3章からになると思います。

時間があれば読んで頂けると嬉しいです。




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