第11話 小林朱莉 side

 高校2年の秋になって初めての席替えで隣の席の男子が由良君だった。


 いじめとか悪口とかは無いけど髪で目が見えないからあまりみんな話しかけようとしない。

 だけど席が隣だった女の子からは割と好意的な印象みたい。


 なんでそんな髪型してるの?って聞いたら過ごしやすいって言われた。

 実は授業中先生から目が見えないのをいい事にたまに寝てるらしい。それはずるい……。


 一度話してみると打てば響くし喋ってて心地いい雰囲気で

ちょっかいをかける様になった。


 揶揄ってやろうと下の名前で読んでみたけど反応が薄かった。


 どことなく女の子慣れしてる様な気がしたけど妹がいるらしく、仲がいいみたいなのでそれでなんだろうな。


 あと、私と由良くんが喋ってると前の席の御園さんから視線を感じたり、由良くんに挨拶をしたり……。


 あれ??

 由良くんと御園さんって仲良いのかな??

 一見関わりがなさそうな2人だけど……。

 由良君はこんな髪型だけど喋った事のある女の子からは受けがいいし、御園さんも??



 由良くんって学校の外だとどんな感じなんだろう?って 

気になって買い物に誘ったけど断られた。

 用事があるから仕方ないけど嫌じゃなかったかな?


 次の日も断られたけど髪を切るらしい。

 おぉぉぉ。

 じっくり見ると目元がちょっとだけ見えるんだけど結構イケメンなんじゃ無いかな?って思う。

 これは明日が楽しみ。



「おはよう、小林さん」

「おはよう、ゆら、く、、ん」


 由良くんから挨拶をしてくれるとは珍しい。

 と思いつつ振り向いたら由良くんがすごかった。


 なんかすごく透明感というか肌白くて綺麗だし

 カッコ可愛い感じ…あと笑顔がエロい…。


 笑顔がエロいってなんだって感じだけど悪い意味じゃなく

 エロ可愛いかった。

 思わず視線外しちゃったもん……。



 いつも揶揄ってる側だったのに思った様に喋れなくなって心配されたけどなんとか乗り切った。

 なんだろう、昨日までの由良くんとのギャップ?で

ドキドキしてるんだろうか?私の心臓がうるさかった。







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