第7話 セフレの始まり

「なんて言ったの?」


 彼女の口からそんな言葉が出てくるわけがないだろうと思ったので聞き直す。


「セフレならいいですよ…?」


 聞き間違いではなかった様だ……。

 どう言うこと?

 付き合うのはあれだけどセフレなら??


「滝くんは喋りやすくて一緒にいて楽しいですが……私恋愛とかよく分からないですし、それにお付き合いして相手に時間を合わせないといけないと言うのが好きじゃないんです」


「でも…えっちなことには興味あるので……」


「それでセフレ??」


「はい…ダメですか??」


 ダメというか戸惑いだらけで頭が追いつかない。


「エッチなことに興味があるの?」


 恥ずかしそうな顔をさらに赤くして顔を伏せる


「あります……この歳なら誰だってあるはずです、きっと」


「滝くんとそういう事するの嫌じゃないというか……

 想像できてしまうんです」



 想像してたの!?

 とは聞かないけども……。

 でも願ってもない事じゃないだろうか

 好きな女の子に振られはしたけどエッチはできるんだ

 ちょっとモヤるけど……。



「後悔しない?」


「しませんっ。」

「私、滝くん以外に好感の持てる男性知りませんし、このままじゃ一生処女だと思うので」


 引き返せないところまで話が進んでいくことに焦燥感と高揚感が押し寄せる。

 チャンスを掴めという気持ちが昇ってくる。


「じゃあ、俺たちはセフレってことで」


「はいっ……宜しくお願いしますね??」


 潤んだ上目遣いでそう見つめてきた彼女とのセフレの関係はまさか3ヶ月間で終わりを告げることになるとは思わなかった

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