第3話 妹と晩御飯



 〜〜〜〜〜


「ただいまー」


「おかえりお兄ちゃん」


 リビングに入ると妹(由希 がアイスを食べながらゲームをしていた。


「おっ良いもん食べてるな。俺にも1ぺろさせてくれ。」



「んぶっ!ばっばかじゃないの!?さすがにアイス間接キスはエッチすぎるよ!?」


「冗談だよ?」


 めっちゃ顔赤くなってるけど大丈夫か?

 中3の妹には刺激が強すぎたみたいだ。



「なっ!もうっ!もうっ!お兄ちゃんご飯抜きねっ!!」


「なんでやねん。というか作るの俺なんだけど?」


「早く作って!」


「はいはい」



 今日は由希リクエストのオムライスになった。

 米を研いでいると後ろから話しかけられる。


「お兄ちゃん。乙女を揶揄った罪は重いと思うんだ。」


 膨れっ面をして何やら良いたげのご様子。


「悪かったよ。……何がお望みですか??」


「また考えとくね?」


 まじかよ。


 そんな考えるお願いされるのか。

 まあそんな無茶な事言わない……よな?



「んふ。おいひいっ!やっぱりお兄ちゃんのオムライス最高だね!」


 さっき迄の膨れっ面はなくなりご満悦のご様子。

 よかったよかった……。


「そりゃよかったよ。明日も作ろうか?」


「うんっ!よろしくぅ!」


「それがさっきのお願いでいいか?」


「はぁ?」


 そんな表情変えんでも……。


「じょ、冗談だって。やだなぁ由希さん」


「お願い追加ね??」


「マジ??」


 先程までの笑みを消してその目がマジだと物語っていた。

 まぁ、別に良いけどさ。

 そんな無理難題言わないだろうとこの時の俺は思っていた。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る