さ行 す〜そ  〆

『す』

推理(reason)

欲望の秤にかけて確立の目方を計ること。


崇敬(reverence)

人間の神に対する、また、犬の人間に対する精神の態度。


ずうずうしい(immodest)

自分自身の長所については、これを強く意識し、他人の価値については、弱々しい観念しか持っていないこと。


鋤(plow)

ふだんペンばかり握っている(キーボードばかりたたいている)手を、しきりと呼び求めている道具。


『せ』

正確さ(accuracy)

人間の供述からは慎重に除外されている、ある種の面白くもおかしくもない特質。


税金(tax)

国民が支払い、政治家と役人で分配する。誰のために?それは愚問である。


成功(success)

自分と同輩のものに対して犯す、ただ一つの許すべからざる罪。


政治(politics)

主義主張の争いという美名の影に正体を隠している利害関係の衝突。私の利益のために国事を運営すること。


生命・人生(life)

肉体を貯蔵して、腐敗しないようにしておく精神的な漬け汁。


西洋(Occident)

地球の一部分で、東洋の西(もしくは東)


責任(responsibility)

取り外し可能な重荷のことで、たやすく神・天命・地運・運勢・隣人の肩に積みかえることができる。


節制家(absatiner)

快楽に対して事故の欲望を抑えようという誘惑に打ち勝てないで屈服してしまう心弱き者。とくに、絶対禁酒家。


絶対禁酒家(teetotaler)

時には文字通り絶対に、時にはほどほど絶対に、酒類を慎もうとする人。


絶対の(absolute)

自主的な、無責任な。


舌戦(LOGOMACHY)

争いごと。武器は言葉、負傷は自尊心の浮き袋に空く穴―― 一種のコンテストだが、敗者が敗北に気づかないため、勝者に優勝商品が与えられることはない。


窃盗狂(kleptomaniac)

裕福な盗人。


背中(back)

あなたが逆境に陥った際、つくづくと眺めることを許される友人の体の一部分。


責める(accuse)

他の者を罪ありと、あるいは無価値だと断言する。その者を不当に扱ったことに対して、自己を正当化しようとする場合が最も普通。


選挙(VOTE)

自由民が持つ、己を愚者にしたり祖国を亡国にしたりする力のシンボルと手段。


戦争(war)

平和の策略が生み出す副産物。


戦闘(battle)

口で言っても言うことを聞こうとしない政治関係の結び目を、歯で解いてみせる方法。


煽動家(agitator)

害虫を振るい落とすのだと言って、他人の所有する果樹をゆさぶる政治家。


善良な(good)

女性の読者について言えば、この辞典の編者の価値をご存知の。男性の読者について言えば、この辞典の編者に下手に干渉しないことの利点に気づいている。


『そ』

憎悪(abhorrence)

十分に理解できないものを非とする度合いはいろいろとあるが、そのうちの一つ。


騒音(noice)

耳に踊りこんでくる悪臭。野育ちのままの状態にある音楽。


早熟の(precocious)

姉の人形と駆け落ちをする4歳の男の子。


想像(imagination)

事実がしまいこんである倉庫。詩人と嘘つきの両者が共有する。


相談する(consult)

すでに自分で決意したことに対して、改めて他人の賛意を得ようとする。


訴訟(litigation)

あなたがその中に入っていく時には一党の豚だったはずなのに、出てきた時にはソーセージに形を変えているという一種の機械。


その場にいない(absent)

友人や知人からの攻撃にさらされている。中傷されている。悪口を言われている。


背く(disobey)

ある一つの命令が成熟期に達したことで、それにふさわしい儀式を行って祝う。





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