た行 〆
『た』
大学一年生(freshman)
苦悩とお馴染みになった学生。
退屈な人間(leisure person)
聞いてもらいたい時に話をする人間。
大臣(MINISTER)
強めの権限と少なめの職責を併せ持つ政府役人。
大権(prerogative)
一国の元首が非道を行い得る権利。
怠惰(idleness)
悪魔が新しい罪なる種でさまざまな実験を試み、かつ主要な作物である悪徳の成長を促進させる模範農園。
大胆不敵(daring)
安全無事な立場にある人に見られる最も著しい特質の一つ。
大砲(cannon)
国境を修正するために用いられる道具。
妥協(compromise)
敵対しあう者の各々に、元来自分のものとすべきでないものを手に入れたと考える一方、当然自分のものであったはずのものを別にすれば、奪い取られたものといっては、何一つとしてなかった、と考える満足感を与え得るような具合に、相反する利害関係を調整すること。
立ち聞きする(eavesdrop)
他人あるいはあなた自身が犯した、また持っている罪悪および悪徳のリストを密かに耳にする。
堕落(degradation)
在野の身分から抜擢されて政界の高官になるまでの道徳的および社会的進歩に見られる諸段階の一つ。
たわごと(nonsense)
すばらしい出来栄えの本辞典に対して唱える異議の数々。
誕生(birth)
数ある災難の中で、最初に訪れる最も恐ろしい災難。
男性(male)
取るに足らない、またはそれほど重要でない性を構成する一員。
達成(ACHIEVEMENT)
努力の死滅にして倦怠の誕生。
『ち』
地位(RANK)
人間の価値を計る相対的位相。
蓄音機(phonograph)
死んでいる雑音に生命を蘇らせる苛立たしい玩具。
忠告(advice)
現在流通している最小単位の貨幣。
忠実(fidelity)
いままさに裏切られようとしている人びとに特有の美徳。
中傷する(defame)
他人について偽りを言う。他人について真実を語る。
弔慰する(condole)
人から寄せられる同情に比べれば、いとしい人に死なれた悲しみなど小さい災いにすぎないと、教え示す。
長寿(longevity)
死に対する恐れが、異常なほど長期にわたって引き延ばされること。
長寿者(MACROBIAN)
神々に忘れ去られて長々と生きる人。
忠誠(allegiance)
税金を課する者と化せられる物との間に取り交わされている伝統的な義務の契約。ただし、利用者の関係は逆にすることができない。
懲罰(punishment)
正義に女神がその用い方をほとんど忘れてしまっている武器。
地理学者(geographer)
世界の外側と内側との違いを即座に告げることができる者。
『つ』
追従者(sycophant)
向こうを向けと言われ、言われたとおりにすると、後ろから足蹴にされる、といったことがないようにと、腹這いになったまま、おえら方に近づいて行こうとする者。
追伸(postscript)
手紙の中で、急いでいる時はそこだけ読めばいい部分。
常に真実を語る(truthfil)
口がきけず、読み書きができない。
罪の意識(guilt)
無分別なことをしでかしてしまったことを、世間に知られている者の心の状態。自分の行為の跡を隠しおおせた者の気持ちとは区別される。
『て』
提督(admiral)
同じ軍艦の一部でありながら、船首像が思考を行うのに対し、もっぱらお喋り役を引き受けている部分。
丁寧(POLITENESS)
いちばん好感度の高い偽善。
低脳(imbecility)
本辞典に難癖をつける批評家に襲いかかる、一種の天与の霊感ないし聖なる炎。
敵意(hostilitiy)
この地球上の人口が過剰であることを、とくに痛感、かつことのほか実感すること。
哲学(philosophy)
どこでもない場所からなにもない場所に通じる数々の道程のひとつ。
鉄道(railroad)
現在いる場所から一向に代わり映えのしない場所へと、移動を可能にさせる機械仕掛けが数多くある中でその最たるもの。
天気(WEATHER)
その時々の気候風土。半永久的な座談のトピックではあるが、特に誰の気を惹くわけでもない。
電気(electricity)
他の何らかの原因によるものであることが明らかにされていない、あらゆる自然現象を生ぜしめる力。
天啓(revelation)
自分は愚か者であると、人生の黄昏時になって発見すること。
天国(heaven)
悪しき者が一身上のことを語ってあなたを悩ませるといったをやめ、あなたがご自身のことをくどくど語るのを、良き者が゜熱心に聞いてくれる場所。
天罰(RETRIBUTION)
正しい者にも、そして、かれらを追いたてることで避難所を確保することを怠ったような正しくなかった者にも、わけへだてなく降り注ぐ炎の雨。
電話(telephone)
いやな者を寄せ付けないでおく便宜の一部を放棄せざるを得ない悪魔の発明品。
『と』
投稿者(contributor)
ジャーナリズム界では、屑篭のお得意さま。
道徳的な(moral)
特定の地域に限られた、変化しやすいものの是非の基準に順応しようとする。大方の場合に便宜であるという特質を備えた。
動物(animal)
自らの生命を維持していくには、おびただしい数の他の動物を必要とすることから言って、神が自ら作り出されたみのの生命を守護していこうとなさる、そのみ恵みの深さをきわめて明瞭に例証する有機体の一つ。
同盟(alliance)
国際政治において、お互いに自分の手を相手のポケットに深く差し入れているため、単独では第三者のものを盗むことができないようになっている二人の盗人の結びつき。
道理にかなった(reasonable)
自分自身の見解の悪しき影響を受け易い。
道路(road)
そこを通ることによって、なにぶんにも退屈なのでそんな所にはいられないと思う地点から、そんなところへしょうがない地点へと、行くことのできる細長い一片の土地。
度胸(sand)
匿名で投書する者が持っていないもの。
時計(clock)
人間にとって精神的に大きな価値のある機械。いかに長い時間がこの先残されているかを気づかせることによって将来への不安を軽減する。
特権(PREROGATIVE)
君主が悪事をする権利。
取る(take)
しばしば腕づくで、だが、できればこっそりと、わがものにする。
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