君は、そのエクスカリバーを抜けるか

 世の中には、決して足を踏み入れてはいけない魔境と言いますか、そういうデンジャラスなゾーンがある訳で。そこに知らず知らず踏み込んでしまった者の物語です。
 そういう状況になった時、我々は、どう行動するのか。果たして冷静さを失わずに居られるか、むしろ冷静さをかなぐり捨てて前へと出るか。そこにエクスカリバーがあれば抜いたり刺したりしたくなるのか。人間性が問われる場面です。

 進むも勇気、退くも勇気。主人公の行動には、優しさと勇気があったと思います。素晴らしい話でした。