セシリア歴✕✕✕✕(フォーエックス)年
人類が惑星セシリアに避難してどれ位たったか分からなく成った、
グライムブラス王国、グライムブラス城寝室
「ねーねーお母様、あのお話しをもう一回聴きたいな」
「えっ?また?」
ベッドに包まった子供とその母親がもうすぐ寝始めた時、子供がお話の事をせがんで来た。
「もお…しょうがない子ですね…
『昔々、ヒュマンのご先祖様達は『アレサ』と呼ばれた幻の大地に居ました、所が『ムーマ』には『アアイ』と呼ばれた悪魔族が居ました、
アアイは何度も何度もご先祖様を虐めてました。ヒュマン達の英雄レイは大いなる巨人と共にアアイと戦いヒュマン達は光る方舟に乗りセシリアと言う大地に着きました、ソレがセシリアの大地にグライムブラス王国が誕生した出来事でした」
昔ばなしを聞かせる途中で子供が寝てしまった、
「あらあらまたですの」
そうして母親も添い寝した。
亜人種達の遺跡、
複数の円が描かれた壁画には1つの文章が色んな言葉で書かれてた、勿論グライムブラス王国の人達には解らない、
『コレに触れしモノに次ぐ『人間』は惑星セシリアには産まれて居ない、彼等は元々『アレサ』正式名称『太陽系第3惑星地球』に産まれた、
想像もつかない程の極めて高度な科学技術を持ってたが、
彼等は地球を散々傷つけ汚して。
その最後は彼等の御伽噺に出て来る『ムーマ』は『
何時かセシリアも地球の二の舞いに成る事を恐怖して。
我らに悲願を人間に慈悲があらん事を』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます